艦船模型製作代行のご依頼をいただき、ピットロードの1/700アメリカ海軍航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」を製作中です。
船体製作記の第三段として、今回は船体右舷の艦橋直下にある張り出し部分のディテールアップをご紹介します。この部分はニミッツ級でも艦によって形状が異なる部分とあって、キットでも「セオドア・ルーズベルト」用に別ランナーが用意されています。
写真左側が「CVN-68 ニミッツ」用で、右側が「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」用です。2パーツを見比べると、開口部の形状や位置関係などの違いが良くわかります。
今回製作するのは、この開口部の内部ディテールです。使用するのはファイブスターモデルのエッチングで、内部の壁面や仕切りなどが、このような構成で用意されています。
まずは、メインとなる内壁を折り曲げ、仕切り板を2重貼りにして差し込みます。
続いて、中二階状のフロアを2か所差し、それぞれのフロア下に前後の仕切りを接着しました。これで、内部構造はほぼ完成です。
続いては、張り出し内部に収める装備品です。これもファイブスターモデルのエッチングを組み立てたもので、4パーツで構成されたクレーンです。
張り出し内部には、このような形で収めます。ここは、本来はプラパーツの一体成型となっている部分ですので、ディテールの奥行き感が段違いに高まりました。
次回も引き続き、張り出し部分の表面ディテールを仕上げていきます。