広告 1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』 1/200艦船 製作記事

1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】

2020年5月28日

  1. HOME >
  2. 製作記事 >
  3. 1/200艦船 >
  4. 1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』 >

1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】

2020年5月28日

艦船模型製作代行のご依頼をいただき、トランペッターモデルの1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』を製作中です。

今回は、木製甲板シートの貼り付けと、シェルター甲板の組み立てとディテールアップの様子をご紹介します。

前回はこちら

KAモデルの木製甲板シートには重大な欠陥が!

この写真は、KAモデルのスーパーディテールアップセットに付属の木製甲板シートです。

1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】
1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】

当初は、今回のアリゾナにはこの木製甲板シートを使用する予定だったのですが、このシートには重大な欠陥があることに気付き、急遽、使用パーツの差し替えを行いました。

その欠陥はなにか? と言いますと、シェルター甲板周りの処理の問題です。

1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】
1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】

本来なら、最上甲板にはシェルター甲板内壁を避ける切り欠きが必要なはずなのに、KAモデルの木製甲板シートでは、何故か!? この切り欠きがそっくりそのまま省略されてしまっているのです。

解決策:ウッドハンター製の木製甲板シートを導入する

この問題を解決するには、別メーカーのシートを導入するか? 慎重に切り抜くしかないのですが、内壁に合わせて切る方法だと、ケースメイトの外壁を木製甲板シートの上に載せる形となって高さに狂いが生じ、シェルター甲板後端部の壁面と合わなくなってしまう可能性がありました。

1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】
1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】

そのため、(シェルター甲板外壁に合わせてカットされた)ウッドハンター製のシートを新規に導入することにしました。

1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】
1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】

ウッドハンターの甲板は、シェルター甲板の切り欠きもちゃんと表現されており、(KAモデル版で、きちんとカットされていなかった)錨鎖導板の切り込みも順調に処理できました。

2020年5月下旬時点では到着まで2カ月かかったウッドハンター製のシート

なお、ウッドハンターの木製甲板シートは、発注した時期が新型コロナウイルス感染拡大の時期と重なったため、到着までおよそ2カ月を要しました。

これ以上遅れると納期に影響がでる可能性があったので、少々肝を冷やしました。

1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】
1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】

シートには裏面に糊が付いていますが、それだけでは温度湿度などの変化で剥がれに繋がりますので、全面的に接着剤を塗布したうえで貼り付けを行っています。

シェルター甲板のとケースメイト外壁の組み立てを開始

これで、ようやくシェルター甲板のとケースメイト外壁の組み立てを開始できます。

1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】
1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】

これは、左右のケースメイト外壁の主要部分で、かなりメリハリの効いたモールドが表現されています。

1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】
1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】

今回は、この外壁部の水密扉と砲扉をエッチングパーツでディテールアップしました。

水密扉は、KAモデルのパーツが実感的だったのですが、砲扉は全く違う形状のものを取り付けるように指示されていたので、エデュアルドのパーツで補填しました。

1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】
1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】

これは塗装後の様子。

壁面に取り付けられたホースは、KAモデルの印刷済みのエッチングを使う方法もあったのですが、それだけだと奥行き部分が無彩色になってしまうので、モールド全体を塗装することで立体感を演出しました。

1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】
1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】

ケースメイト外壁部を接着し、副砲を仕込んでシェルター甲板を載せた様子。

ここもネジ止め固定ができれば嬉しい箇所だったのですが、そのような設計はなされていなかったので、エポキシ接着剤と流し込みセメントを併用し、クランプで圧着しました。

1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】
1/200戦艦『アリゾナ』トランぺッターモデル:甲板【2020年】

光の加減で、船体舷側の外板継ぎ目が少々見えづらくなっていますが、(船体上下の合わせ目をきっちり処理した甲斐あって)船底部側面からバルジにかけての曲面も美しい仕上がりです。

次回は艦載艇の取り付けと、甲板上の小物類の取り付けをご紹介します。

この記事をご覧いただきました皆様には、応援として下記バナーを一回、タップしていただけましたら幸いです。
いつもご投票いただき、ありがとうございます。

メディア掲載情報

  • 「渡辺真郎の艦船モデル・マスターDVD&MAGAZINE」モデルアート社より発売中
  • モデルアート社出版「艦船模型スペシャルNo91」に、1/700航空巡洋艦「最上」作例掲載中
  • モデルアート社出版「艦船模型スペシャルNo92」に、1/350作例記事掲載予定 24年5月発売
  • モデルアート社出版「艦船模型スペシャルNo93」に、1/700作例記事掲載予定 24年8月発売
  • オリコンニュースに渡辺真郎のインタビュー記事掲載中 「 プラモデル神作まとめ
  • 過去作品 約400点と製作記満載の旧ブログ「 HIGH-GEARedの模型と趣味の日常 」もぜひご覧ください


CHERRY&ANCHOR おすすめ情報

モデルファクトリーハイギヤード公式webショップ「CHERRY&ANCHOR https://www.cherry-anchor.com/ 」にて、1/700洋上艦船模型用 アクリル作業台&展示台【戦艦、航空母艦用】発売中です!

1/700洋上艦船模型用 アクリル作業台&展示台【戦艦、航空母艦用】

洋上艦船模型の底板に200mm間隔の穴を開けて当商品にビス固定することで、作業時の持ち手とすることができ、完成後は展示台としても使用可能。

また、スモーク色の半透明アクリル板で製作していることから裏側からの視認性も確保しており、塗料の汚れなどもシンナー拭きでかんたんに落とせます。

当台座の使用方法は、モデルアート社から発売の「渡辺真郎の艦船モデル・マスターDVD&MAGAZINE」でも紹介しております。


展示会出展情報

「静岡ホビーショー モデラーズクラブ合同展示会」

  • 日時:5月11日、12日
  • 開催場所:ツインメッセ静岡
  • 参加ブース:「奈良模型愛好会」「鳶色の会」

常設展示情報

  • 自衛隊奈良地方協力本部(奈良第2地方合同庁舎)玄関ロビーに1/35「陸上自衛隊 74式戦車」展示中
  • ミリタリースケール専門店「ホビーランド」に、1/700戦艦「霧島」展示中
  • 「ジョーシン和歌山店 キッズランド」に、1/700航空戦艦「伊勢」、航空母艦「ワスプ」展示中

累計取引数800作以上、書籍掲載100作以上、受賞歴多数。圧倒的な実績と信頼性。

お問い合わせはこちら

「プラモデルを代わりに作ってほしい」という方はモデルファクトリーハイギヤードにぜひご相談ください。
1000作以上の模型を作ってきた、プラモデル製作・考証のプロが丁寧に対応いたします。

渡辺 真郎まさお

艦船模型製作代行 モデルファクトリーハイギヤード 代表

2001年3月から艦船模型の製作販売をおこなう。模型製作会社への就職を経て独立。2010年にモデルファクトリーハイギヤードを開業。
模型製作代行のほか、模型誌の作例記事・連載企画、考証記事を執筆。
モデルアート社出版『月刊MODEL Art』『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』など。

-1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』, 1/200艦船, 製作記事
-,