艦船模型製作代行のご依頼をいただき、タミヤの1/350戦艦「大和」を製作中です。
船体や上部構造物の製作を開始する前に、まずは対空兵装の製作を中心にご紹介します。
シールドなし25mm三連装機銃の使用パーツなど
これは、シールドなし25mm三連装機銃のキットパーツで、今回は銃架のみを使用し、銃座と銃身は社外パーツに交換します。
これは、ティテールアップのメインに使用するエッチングパーツで、レインボーモデルの品番Rb3537の製品です。
このエッチングは銃身が板状に仕上がってしまう点が難点ですが、銃座部の精度と組みやすさのバランスが良いので、艦船模型スペシャル誌の作例などでも愛用しています。
対空兵装の製作開始
これは、展開図状にパーツ化された銃座のエッチングのクローズアップ。
これを裏返して箱状に折り曲げ――、
左右のフレームを立てて銃座とハンドル、環形照準器などを必要なアングルにセットしました。
続いて、防盾を取り付けます。
このパーツは、折り曲げの際にあまり角度をつけすぎると、照準器が干渉していますので注意が必要です。
防盾の取り付けを完了した銃座の全景。
少々破損しやすいパーツですので、数を揃えるにはそれなりの労力と神経を要しますが、ハンドルや射手席などの板厚の薄さはエッチングならではです。
戦艦「大和」の最終時には28基のシールドなし25mm三連装機銃が搭載されていますので、今回はレインボーモデルのエッチングを3セット用意しました。