艦船模型製作代行のご依頼をいただき、タミヤの1/350戦艦「大和」を製作中です。
射出機製作に引き続き、今回は艦尾クレーンの製作の様子をご紹介します。
ブームの組み立て
今回は、フルでライオンロアのエッチングを組みました。
まずはブームの組み立てからです。
組み立てを終えたブーム。
ライオンロアのクレーンは、表面のリベットも繊細に表現されています。
ガントリー部の組み立て
続いてはガントリー部の組み立てです。
ここは、5枚のエッチングを組み合わせて形にします。
組み立て後の様子。
説明書は接着指示が曖昧ですので、バランスを取るのに少し苦労しました。
起重機台はキットパーツのシャフトのみ使用
起重機台は、キットパーツのシャフトのみを使用し、補強材などの不要部分のモールドは予め切削しました。
写真左側は切削前のシャフトで、左側は起重機台の裏側のエッチングです。
写真左はプラパーツの補強材をエッチングに置き換えた様子。
右側は表側で、シコルスキー図面に掲載されている見取り図と同様のレイアウトが再現されています。
ブームと起重機台の可動部とケーブルリールの接合部には真鍮線を挿しました。
角度を決める際には、ガントリー部を寝かしすぎると艦尾機銃座と干渉し、起こしすぎるとフックが航空作業甲板にめり込んでしまうので要注意です。
艦尾クレーンが完成
艦尾クレーンの完成状態。
今回はライオンロアとポントスモデル、フライホークの各スーパーディテールセットを用意しましたが、航空関連の艤装の出来はライオンロアパーツが群を抜いている印象です。
別角度。
フルエッチングのクレーンは塗装するのが惜しくなるほどに美麗な佇まいです。