艦船模型製作代行のご依頼をいただき、タミヤの1/350戦艦「大和」を製作中です。
今回からは、艦載機の製作の様子を前後2回に分けてご紹介します。
まずは、零式観測機からです。
キットのランナーパーツ全景
これは、キットのランナーパーツ全景で、タミヤの1/350航空巡洋艦「最上」に付属しているものと同じです。
https://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-entry-2157.html
零式観測機から組み立て
まずは、零式観測機から組み立てます。
これはキットパーツの主要部分を並べた様子で、タミヤの1/350艦載機は垂直尾翼が左右一体となっている点が特徴です。
風防と支柱は別売りのエッチングパーツに切り替えるため、モールドの切削を行いました。(写真左が加工前、右が加工後)
支柱と風防の切り替えには、レインボーモデルのパーツ「Rb3517」を使用しました。
エッチングを取り付けました
エッチングの取り付けを終えた機体上面。
風防と支柱以外に、筋交いワイヤーとカウルフラップにもレインボーのパーツを使用していますが、筋交いワイヤーは上翼との合いがイマイチだったので、のちほどメタルリギングに変更しました。
機体下面のフロート支柱の様子。
機首は1.6mm径のドリルで少し掘り込み、星型エンジンのシリンダーを仕込みました。
プロペラは鎌倉模型工房のパーツを使用
プロペラは、キットにもステンレス製のエッチングパーツが付属していますが、今回は鎌倉模型工房のディテールアップパーツに切り替えました。
このパーツは、真鍮挽物製のスピナーにエッチングのブレードを差し込む構成となっており、実物に近い構造で実機イメージの演出に非常に役立ちます。
プロペラ&スピナーの組み立て後の様子。
回転方向を意識しつつ、ブレードには僅かにピッチを持たせました。
1/350零式観測機が完成
1/350零式観測機の完成画像。
後部銃座の機銃はレインボーのエッチングに含まれているもので、機体は艶消し塗装とし、プロペラのみ光沢仕上げとしました。
次回は、零式三座水上偵察機の製作をご紹介します。