広告 1/350戦艦『大和』 1/350艦船 製作記事

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】

2022年6月13日

  1. HOME >
  2. 製作記事 >
  3. 1/350艦船 >
  4. 1/350戦艦『大和』 >

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】

2022年6月13日

艦船模型製作代行のご依頼をいただき、タミヤの1/350戦艦「大和」を製作中です。

長きに渡った大和製作記ですが、今回が工程記事の最終回となります。

前回はこちら

艦橋左右両舷の増設機銃

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】

艦橋左右両舷の増設機銃のクローズアップ。
インフィニモデル製の機銃と銃身に加えて、舷側の閉鎖舷窓のリベット表現や、真鍮挽物パーツによる係船桁、汎用エッチングによるモンキーラッタルなど、細部までディテールを突き詰めました。

高角砲の射界制限枠の取り付け

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】

対空兵装周りでは、高角砲の射界制限枠の取り付けを残しておりましたので、これらは再剥離可能な両面テープで割り箸に貼り付け、下地塗装→上塗りという順序で仕上げました。

これらのパーツは、ランナーから外してしまうと、どれがどれか分からなくなってしまいますので、ナンバリングが欠かせません。

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】

射界制限枠の取り付けと同時に、高角砲本体の設置も完了しました。
個別に塗装したプラパーツ同士の接着は、プラセメントでは塗膜を溶かしてしまいますので、ごく少量のゼリー状瞬間接着剤で行っています。

主砲塔の取り付け

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】

高角砲の次は、主砲塔の取り付けです。
基部まで再現された砲塔を船体に組み込む工程は、実艦の建造や修理の様子をイメージさせてくれます。

艦首の旗竿もポントスモデルの真鍮挽物パーツ

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】

艦首の旗竿も艦尾側と同様に、ポントスモデルの真鍮挽物パーツを使用しました。
計6本の支柱はエッチングによるもので、メタルリギングによる空中線のテンションにも充分に耐えてくれる強度を有しています。

空中線は主にモデルカステンのメタルリギング0.3号

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】

空中線には、主にモデルカステンのメタルリギングの0.3号を使用しました。
接着はゼリー状瞬間接着剤で仮止めしたのち、液状瞬間接着剤を流して本固定しています。

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】

赤と緑の丸印内に示しているのは、舵柄信号標です。
この装備は各社のスーパーディテールセットには含まれていなかったので、汎用の3Dプリントパーツを使用しました。

軍艦旗おとび中将旗は、キット付属の和紙状の旗をそのまま使用しています。

最後のパーツ取り付けと台座

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】

さいごに

  • シールドなしの25mm機銃
  • シールドなしの13mm機銃
  • スクリュー
  • 菊花紋章

を取り付ければ、いよいよ1/350戦艦「大和」の完成です。

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】

ディスプレイケースの台座には、ホワイトオークの無垢板を使用し、ワトコオイルのナチュラルフィニッシュで着色しました。

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:最終仕上げ【2022年】

ケースと台座をはじめとしたディスプレイは、私がいつも艦船模型スペシャル誌の作例で使用しているものと同じで、ホワイトオーク板の上に4mm厚の透明アクリル板を貼り、UVカットアクリルケースを被せました。
飾り脚には、アドラーズネストのANN0040「艦船模型用金属飾り脚 L 」を使用しています。

次回からは、完成写真を前後2回にわけてご紹介します。

この記事をご覧いただきました皆様には、応援として下記バナーを一回、タップしていただけましたら幸いです。
いつもご投票いただき、ありがとうございます。

メディア掲載情報

  • 「渡辺真郎の艦船モデル・マスターDVD&MAGAZINE」モデルアート社より発売中
  • モデルアート社出版「艦船模型スペシャルNo94」に、1/700給兵艦「樫野」作例記事掲載中
  • オリコンニュースに渡辺真郎のインタビュー記事掲載中 「 プラモデル神作まとめ
  • 過去作品 約400点と製作記満載の旧ブログ「 HIGH-GEARedの模型と趣味の日常 」もぜひご覧ください


CHERRY&ANCHOR おすすめ情報

モデルファクトリーハイギヤード公式webショップ「CHERRY&ANCHOR https://www.cherry-anchor.com/ 」にて、1/700洋上艦船模型用 アクリル作業台&展示台【戦艦、航空母艦用】発売中です!

1/700洋上艦船模型用 アクリル作業台&展示台【戦艦、航空母艦用】

洋上艦船模型の底板に200mm間隔の穴を開けて当商品にビス固定することで、作業時の持ち手とすることができ、完成後は展示台としても使用可能。

また、スモーク色の半透明アクリル板で製作していることから裏側からの視認性も確保しており、塗料の汚れなどもシンナー拭きでかんたんに落とせます。

当台座の使用方法は、モデルアート社から発売の「渡辺真郎の艦船モデル・マスターDVD&MAGAZINE」でも紹介しております。


展示会出展情報

「奈良模型愛好会 春展2025」

  • 日時:未定
  • 開催場所:サンタウンプラザ すずらん館(予定)

常設展示情報

  • 自衛隊奈良地方協力本部(奈良第2地方合同庁舎)玄関ロビーに1/35「陸上自衛隊 74式戦車」展示中
  • ミリタリースケール専門店「ホビーランド」に、1/700戦艦「霧島」展示中
  • 「ジョーシン和歌山店 キッズランド」に、1/700航空戦艦「伊勢」、航空母艦「ワスプ」展示中

累計取引数800作以上、書籍掲載100作以上、受賞歴多数。圧倒的な実績と信頼性。

お問い合わせはこちら

「プラモデルを代わりに作ってほしい」という方はモデルファクトリーハイギヤードにぜひご相談ください。
1000作以上の模型を作ってきた、プラモデル製作・考証のプロが丁寧に対応いたします。

渡辺 真郎まさお

艦船模型製作代行 モデルファクトリーハイギヤード 代表

2001年3月から艦船模型の製作販売をおこなう。模型製作会社への就職を経て独立。2010年にモデルファクトリーハイギヤードを開業。
模型製作代行のほか、模型誌の作例記事・連載企画、考証記事を執筆。
モデルアート社出版『月刊MODEL Art』『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』など。

-1/350戦艦『大和』, 1/350艦船, 製作記事
-,