艦船模型製作代行のご依頼をいただき、タミヤの1/350戦艦「大和」を製作中です。
今回は、主砲塔へのYXモデルの3Dプリントパーツの取り付けをご紹介します。
YXモデルの3Dプリントパーツの取り付け
このYXモデルパーツ、非常に精密ではあるものの、驚くほど高価な製品でして、今回の大和用に導入したものだけでも合計40,000円ほどの導入費用が掛かりました。
YXN350-042「戦艦 大和主砲塔 直射手用照準望遠鏡」の取り付け
まずは、YXN350-042「戦艦 大和主砲塔 直射手用照準望遠鏡」の取り付けからです。
このパーツは、キットパーツでは省略されている正面の開口部と側面のリベットが再現されており、主砲塔の機能感を高めてくれる優れものです。
砲塔側面に 直射手用照準望遠鏡を取り付けた様子。
小さなパーツではありますが、これだけでも砲熕兵器らしい説得力を感じさせてくれます。
YXN350-043「戦艦 大和主砲塔 砲台長用観測鏡」の取り付け
続いては、YXN350-043「戦艦 大和主砲塔 砲台長用観測鏡」を取り付けます。
このパーツも直射手用照準望遠鏡と同様に、キットパーツで省略されている開口部が再現されているほか、後部の保護カバーの薄さや、本体とのクリアランスなどが非常にリアルに再現されています。
砲台長用観測鏡を取り付けた砲塔天蓋。
このパーツは保護カバーは非常に脆いため、サポートの切り出しにはかなり神経を遣いました。
YXN350-044「戦艦 大和主砲塔 観測窓」の取り付け
さいごに、YXN350-044「戦艦 大和主砲塔 観測窓」を取り付けます。
このパーツは必要数の倍となる6個がセットされており、観測窓を閉めた状態と開けた状態を選択可能となっています。
写真左側が取り付け前のモールド状態、右側がモールド切削の上、YXモデルパーツに変更した様子です。
今回、主砲塔に取り付けたYXモデルパーツにより、各装備品の立体感が飛躍的に向上したことが良くわかるカットです。
後部の装甲扉のエッチングへの切り替え
続いては後部の装甲扉のエッチングへの切り替えです。
今回は、ライオンロアのディテールアップセットのパーツを使用しました。
扉と足場のモールドを削り取り、エッチングに切り替えました。
ライオンロアの装甲扉は、足場の位置を説明書通りに付けると、ラッタルが干渉してしまいますので、少し左舷側にズラして接着しました。
クレーンの取り付け位置や角度も、説明書の指示に間違いがありましたので、資料に従って修正した位置に変更しています。
前盾周りは、防水キャンパスの取付金具とキャンパスガード、ラッタルなどのエッチングの取り付けを完了しました。
次は、天蓋のジャッキステーや手すり、機銃座などの取り付けに進みます。