艦船模型製作代行のご依頼をいただき、タミヤの1/350戦艦「大和」を製作中です。
今回も前回に引き続き、船体舷側のディテールアップの続編です。
ポントスモデルパーツに付属の係船桁の真鍮挽物パーツ取り付け
これは、ポントスモデルパーツに付属の係船桁の真鍮挽物パーツ取り付けの様子。
ヒンジやブラケットはエッチングで再現されており、メリハリの効いたディテールに仕上がりました。
ボートダビットもエッチングに
ボートダビットも全てエッチングに切り替えました。
使用したのは、フライホークのエッチングです。
船体後部の様子
船体後部のクローズアップ。
短艇格納庫の床面を横切る形でレイアウトされた舷外電路が印象的です。
モンキーラッタルには、レインボーモデルの汎用パーツを使用しました。
航空作業甲板のディテールアップ
続いては航空作業甲板のディテールアップです。
これはキットパーツ全景で、エッチング切り替えに備えて飛行機運搬軌条や旋回盤などのモールドの切削を行いました。
モールド切削後の航空作業甲板全景。
作業の際には粗目のペーパーをかけておくと、エッチング甲板の接着性が高まるのでオススメです。
使用したのはライオンロアのエッチングです。
このパーツは鉄板の継ぎ目のモールドが施されており、間延びしがちな広い面に密度を与えてくれます。
エッチング甲板の裏面にも、サンドペーパーで足付けを行っておきました。
接着は、2液性のエポキシ接着剤が便利です。
航空作業甲板のエッチング切り替え完了後の様子。
エポキシ接着剤は、あまり早く硬化するタイプでは作業に余裕がなくなってしまいますので、私の場合は30分硬化型のコニシボンド「クイック30」を愛用しています。
航空作業甲板下部両脇の支柱は、ポントスモデルのエッチングで統一し、ラッタルと踊り場にはタミヤ純正パーツを併用しました。
見上げアングルもバッチリ決まりました。ハンギングクレーンもポントスモデルのエッチングに切り替えていますが、そのままでは艦載艇搬入口上部の切り欠きが少し合わなくなりますので、ヤスリで幅を調整して取り付けました。
次回は、船体の塗装と木製甲板の貼り付けに進みます。