艦船模型製作代行のご依頼をいただき、1/700航空母艦「瑞鶴」のマリアナ沖海戦時を製作しています。
今回は、海面製作記事の最終回となります。
乾燥したメディウムは無色透明に近くなる

これは、前回の盛り付け直後の写真から中2日を経た様子で、乳白色だったメディウムが、乾燥によってほぼ無色透明に変化したことが分かります。

艦種の波切りも透明感のある仕上がりとなりました。
続いては、波頭をメインに改めて着色を進めて参ります。
着色に使用するのはステアリン酸マグネシウムの粉末
着色に使用するのは、ステアリン酸マグネシウムの粉末です。

白くて目の細かい粉でしたら、ベビーパウダーをはじめとして、さまざまな製品で代用可能ではあるのですが、多くの素材を試した結果、これがテクスチャーと青白い発色が潮のイメージに最も適していると判断しました。

マグネシウムパウダーは、前回ご紹介した「スーパーヘビージェルメディウム」に混ぜ込んで使用します。
混合比は海面の状態にもよるのですが、ダイナミックな波を演出したいときは、「パウダー2/メディウム1」くらいの調合比で使用します。
パウダーを練り込んだメディウムを波頭に盛り付け

パウダーを練り込んだメディウムを、波頭に盛り付けていきます。
このメディウムは、乾燥しても透明に戻ることがないので、海の絵を描くつもりで、最終的なイメージに合わせて塗り込んでいきました。

艦首の波切の様子。
ここは、根元を透明のまま残しておけば実感的です。

およその塗り込みを完了した様子。
この時点で、周囲のさざ波の部分に「ハイグロスバーニッシュ」を重ね塗りしておくと、海面の反射が際立ち、透明感がアップするのでオススメです。
ぼかし表現を最後におこないます

さいごに、波頭との境界にラッカーの白を吹き、ボカし表現を行いました。
白塗料はガイアノーツの「サーフェイサーエヴォ ホワイト」が、マグネシウムパウダーとの色合わせに適しています。

これで、1/700航空母艦「瑞鶴」の海面表現は無事完成となりました。
攻撃隊の発艦直前、風上に向けて全速航行する勇壮なイメージです。