艦船模型製作代行のご依頼をいただき、ハセガワ1/700航空母艦「赤城」を製作中です。

1/700航空母艦「赤城」の製作記は今回が最終回です。ここでは海面ベースの製作の様子をご紹介します。今回はお客さまのご要望で、アクリルケースの台座にはブラウン色のアクリル板をチョイスしました。

まずは海面色として、Mr.カラー14「ネイビーブルー」を塗装し、赤城の吃水板をネジ止めして外周部をケガキ針で写し取ります。

続いて、海面のさざ波を表現していきます。基本的な海面表現にはリキテックスの「ジェルメディウム」を使用し、筆の先で叩くようにして波の形状を整えていきました。

一回塗りの直後はこのような感じです。乾燥前のメディウムは乳白色ですが――

乾燥すると透明になります。一回塗りの段階では、まだまだ「筆で塗った感」が抜けないので、盛っては乾燥→盛っては乾燥を繰り返し、最終的に4層重ねました。

航行波は、船体外周部にマスキングテープを巻き付けて保護し、マグネシウム粉末を混ぜ込んだスーパーヘビージェルメディウムを盛りつけて造成していきます。(化粧品の成分でもある「ステアリン酸マグネシウム」を使用)

航行波を表現し、船体を剥がした様子。後ろに写っているのは、同時進行していた1/700戦艦「三笠」用の海面ベースです。

航行波が完成したら、船体と波の合わせ目を狙いつつ、エアブラシの細吹きでホワイトサフでボカし塗装を入れて仕上げとなります。

完成した海面ベースに、製作中の赤城を仮配置した様子。海面の光沢感を増したいときには、ハイグロスバーニッシュを重ね塗ることもありますが、今回はお客さまより高めの波表現をご希望いただいていたため、敢えてバーニッシュ無しでの仕上げとなりました。

こちらは、同時進行していたハセガワ1/700戦艦「三笠」。船体が小ぶりなので、波の高さが際立ちます。

海面ベースも無事に完成し、航行中の赤城の臨場感を表現できました。本体も、あとは空中線&旗と艦載機、菊花紋章の取り付けなどを残すのみですが、次回は完成写真をご紹介したいと思います。


