昨年12月初旬から続いていた「艦船模型スペシャルNo91」の作例がようやくひと段落したので、今回から再び艦船模型製作代行のご依頼品「セオドア・ルーズベルト」の製作に戻ります。
製作途上の「セオドア・ルーズベルト」は、このような形で保管していました。約1か月の空白があきましたが、ようやくここから製作再開です。
飛行甲板外周部のエッチングパーツの取り付けは、左舷側をメインに進めていましたが、未施工の箇所が少し残っているので、今回はそこを仕上げます。
処理する箇所は、左舷側のエレベーターより少し艦首側にある「空き」の部分です。
壁面とキャットウォークは、例によってファイブスターモデルのパーツを使用します。これは、主要パーツを切り出した全景です。
キャットウォークは、手すりが一体となったグレーチング状の床面に、裏側のフレームを重ねて仕上げます。
切り欠きになった部分には階段室を差し込みました。床面とフレームが2重になっていることで、下からの見上げアングルはメリハリの効いた仕上げです。
取り付け後の様子。甲板左側面のパーツは全体的にサイズに問題があり(キット側の取り付け部に対して)エッチングの方が少し長かったので、艦尾側を2mmほど切り欠いて取り付けました。
最後に、キャットウォーク下部の三角補強板を取り付け、左舷側の処理はほぼ完了となります。
左舷側の全体像。このあと、右舷側も同様に進めて参ります。
エッチングパーツの説明書の不備や、サイズの違いなどで思いがけず時間がかかってしまっている「セオドア・ルーズベルト」ですが、船体の処理についてはようやく折り返し地点まできました。