艦船模型製作代行のご依頼をいただき、オレンジホビー1/700航空母艦「CV-41ミッドウェイ」を製作しております。
今回は、これまで製作してきた15機の艦載機の塗装とマーキングの様子をご紹介します。まずはレジンパーツのプライマー処理と透け止めを兼ねて、いつものように黒サフの下地を吹きました。
続いて、機体色の本塗装として、Mr.カラーの307「グレー FS36320307」を全体に重ねました。脚周りやタンク、インテークの辺りは吹き洩らしが出やすいので、ムラを出さないように意識しつつ満遍なく塗料を載せていきます。
続いてはタイヤの着色です。こうした色差しはエナメル塗料が便利ですので、一機ずつ筆塗りして仕上げました。
キャノピーは、A-6系はガンメタルとしました。SH-3は、キャノピーにデカールが用意されていれば嬉しいのですが、なかったのでチマチマと黒で描きこみました。
デカールはキットに付属の物を使用しました。ロービジなので、かなり目を凝らさないと見えないですが、うっすらと控え目な存在感を見せてくれます。
色差しとデカール貼りを終えた「A-6E イントルーダー」。プラ成形と比較して幾分、薄い主翼と機首のアンテナが良いアクセントとなりました。
続いて「EA-6B プラウラー」。大型化されたキャノピーと垂直尾翼のフェアリングが、A-6Eとの相違点です。
空中給油機型の「KA-6D タンカー」は、主翼と胴体下のタンクが印象的です。製作数は控え目ですが、かえって飛行甲板上のワンポイントとして目立つ存在になりそうです。
艦載ヘリコプターの「SH-3 シーキング」も、同様に仕上げました。プラ成形のみの艦載ヘリは、ローターや尾翼付近が厚ぽったくなりがちですが、さすがにレジン&エッチング構成とあってシャープな仕上がりです。
空母作品の製作においては、艦載機の製作に時間がかかりがちですので、これらが仕上がると「まず、最初の山を越えた」印象があります。とはいえ細かな装備品の複数製作はまだ終わりません。次回は艦載車両の製作に進みます。