広告 1/35 陸上自衛隊 16式機動戦闘車 戦車、AFVなど 製作記事

1/35「陸上自衛隊 16式機動戦闘車」その8 車体のディテールアップ後編

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1/35「陸上自衛隊 16式機動戦闘車」その8 車体のディテールアップ後編

ストック記事として、プライベートで製作していたAFV作品、タミヤ1/35「16式機動戦闘車 C5」の製作記をご紹介しております。

1/35「陸上自衛隊 16式機動戦闘車」車体のディテールアップ後編

今回は金具類のディテールアップを進めて参ります。まずは後部ハッチからですが、ヒンジ以外のモールドを全て落とし、ボイジャーモデルのエッチングに切り替えたほか、エッチングに含まれない取っ手は0.3mm径の真鍮線で自作しました。

1/35「陸上自衛隊 16式機動戦闘車」車体のディテールアップ後編

赤で囲った部分の左側の四角いパーツは、輪留めの固定用ブラケットです。キットパーツは輪留めと一体化されているのですが、実際にここに輪留めを固定しているケースはかなり少ないようですので、ブラケットのみの取り付けとしました。

1/35「陸上自衛隊 16式機動戦闘車」車体のディテールアップ後編

オノやツルハシは金具が一体でモールドされているので、全て落としてからエッチングに切り替えました。工具本体のほかに、車体側にもブラケット類が一体モールドされていますので、それらも全て削り落とし、取り付け穴を埋めてからの作業となります。。

1/35「陸上自衛隊 16式機動戦闘車」車体のディテールアップ後編

金具類は概ねボイジャーモデルのエッチングパーツで統一しましたが、中でもツルハシの取付金具は実車と全く同じ構成になっていて驚かされました。

1/35「陸上自衛隊 16式機動戦闘車」車体のディテールアップ後編

車体上部の工具類も、同様に処理しました。これらは塗装の際に迷彩の境界を跨いでしまいますので、筆で軽くタッチアップしつつ、単色に修正しています。

1/35「陸上自衛隊 16式機動戦闘車」車体のディテールアップ後編

牽引ワイヤーはボイジャーモデルのセットに付属の銅ワイヤー&エッチングフックに切り替えました。(シャックルの留め具のみ、パッションモデルのパーツとプラ丸棒を組み合わせたものとしています)

1/35「陸上自衛隊 16式機動戦闘車」車体のディテールアップ後編

車体上面、砲塔前側のエッチング切り替えは、画像緑丸、黄丸内はボイジャーモデル、赤丸内はパッションモデルのパーツを使用しました。特に赤丸内の操縦手用潜望鏡カバーは、ディテールアップ効果の高いポイントです。

1/35「陸上自衛隊 16式機動戦闘車」車体のディテールアップ後編

車体側面部は、左側面にディテールが集中します。赤で囲った部分は排気管カバーで、モールド上にボイジャーモデルのエッチングを貼り付けました。

1/35「陸上自衛隊 16式機動戦闘車」車体のディテールアップ後編

パンチングメタルによる吸気口カバーはパッションモデルのみパーツ化しているので、それらを使用。赤丸内の棒状の部分はプラ丸棒で再現しています。

1/35「陸上自衛隊 16式機動戦闘車」車体のディテールアップ後編

昇降ラッタルのお国も、フックや操作ハンドルが存在します。これらは組み立て前に処理しておけばラクなのですが(発見が遅れたため)棒ヤスリと板張りのサンドペーパーでモールドを落とし、エッチングに切り替えました。

代表 渡辺真郎
代表 渡辺真郎

工具類や上面ディテールを組み込む工程はエッチングてんこ盛りとなり、AFV製作というよりも、むしろ艦船模型製作を思わせました。塗装するとあまり目立たなくなる箇所ではあるのですが、金具やヒンジが実物と同じ構造になっているのは、メカ好きとしては嬉しいポイントです。

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渡辺 真郎まさお

艦船模型製作代行 モデルファクトリーハイギヤード 代表

2001年3月から艦船模型の製作販売をおこなう。模型製作会社への就職を経て独立。2010年にモデルファクトリーハイギヤードを開業。
模型製作代行のほか、模型誌の作例記事・連載企画、考証記事を執筆。
モデルアート社出版『月刊MODEL Art』『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』など。

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