ただいま、スケールモデル製作代行の業務の方は、タミヤ1/35RCタンク「陸上自衛隊 10式戦車」の製作中ですが、掲載タイミングを調整している関係で、本日はプライベート作品のフジミ1/24「SARD アルテッツァ」の製作記をご紹介します。

フジミ1/24「SARD トヨタ アルテッツァ RS200」、左フロント側からのローアングルでの全景。キットはフジミの「アルテッツァ RS200」の映えリエーションで、レジン製のFRバンパーとサイドスカート、メタル製のGTウイング、ホイール(RAYS ボルクレーシング TE37)、専用デカールが付属します。

フジミ1/24「SARD トヨタ アルテッツァ RS200」、右サイドからの全景。実車は、トヨタ系のアフターパーツを扱う工業製品メーカー「SARD(サード)」のデモカーで、ターボチューンによって最高出力345ps/7400rpmを発揮しました。(出展:HYPER REV Vol.98)

左リアからの全景。足回りには、他キット(サスダウンシリーズのアルテッツァ)に付属している「SDランナー」を使用し、前後共に1.5mm程度ダウンさせました。

見下ろしアングルで見ると、ボディのストライプとホイールカラー、GTウイングなどのデザイン上のまとまりの良さが伝わります。エアロパーツは全体的に誇張した仕上げで、フロントバンパーは実車よりも幾分アゴが出た形状となり、サイドステップもかなり張り出した印象です。

フロント周りのクローズアップ。SARDのフロントバンパーは前置きインタークーラーに対応していることもあり、開口部がかなり大きめです。

リアバンパーの立て付けには、かなりの難がありました。また、デカールの劣化対策として「リキッドデカールフィルム」を塗布したものの、完全にバラけを防止することはできなかったので、場所によっては割れたデカールを組み立て直す作業を必要としました。

車高調整の甲斐あって、サイドから見るとS耐仕様のような佇まいです。端正なカラーバランスと、後ろに伸びたGTウイングの効果もあって、アルテッツァのボディシェイプの魅力が引き立つ仕上げとなりました。

「SARD アルテッツァ」は、フジミの1/24のアルテッツァバリエーションの中でも、エアロパーツが充実していて豪華な内容でした。古き良き時代の限定カーモデルキットを無事に完成させる機会をいただいたことを、たいへん光栄に思います。(キット提供者の方に、改めて感謝申し上げます)