艦船模型製作代行のご依頼をいただき、1/350航空母艦「赤城」を製作中です。前回の記事が最終になる予定でしたが、少し追加の作業が出ましたため、これまでの記事の中で省略していた部分も付け加えつつ、改めて最終回の記事とします。

追加で取り付けることになったのはマントレットです。赤城の写真でお馴染みの装備で、今回はGenuine Modelのレジンパーツを使用しました。

一本単位で真空注型されたレジンパーツを一本ずつ塗装し、貼り付けていきます。後部ウイングの手摺りには、キムワイプを細切りにしたものを貼り、軽くグレーサフを吸わせてキャンパス表現としました。

左舷側の様子。水平マストに既に空中線を張ってしまっていたので、マントレットの後付けには少々苦労しましたが、無事に取り付けを完了しました。臨戦態勢らしい緊張感が漂う雰囲気です。

最後に、工程初期に製作した艦載機を接着固定。今回はミッドウェー島第一次攻撃隊の零戦21型+九九式艦爆の編成としました。当工房では、これまでに1/350航空母艦「赤城」を多数製作して来ましたが、艦爆メインの編成を再現するのは初めてです。
また、空中線にはモデルカステンのメタルリギングの0.3号を使用しました。

続いて、これまでの製作記の中で省略してしまっていた、台座の製作を改めご紹介します。使用したのは、ホワイトオークの無垢板で、厚さは23mmに設定した者です。

表面塗装には、ワトコオイルのナチュラル色を使用しました。この木材用塗料は段階的に処理することで色づき具合をコントロールしやすく、仕上がりの高級感も抜群ですので、たいへん気に入ってます。(今回は2回塗りで仕上げ、最後に油性透明ニスで表面を保護しました)

飾り脚には、アドラーズネストの真鍮飾り脚のLサイズを使用しました。このサイズの飾り脚は現在では絶版になっており、貴重な一品です。台座に加えて、この飾り脚も高級感を演出するため、研磨剤で徹底的に磨き込み、光沢感を高めています。

ワトコオイル+油性透明ニスで高級家具の様な質感になった木製台座と、研磨処理で光沢感を増した真鍮飾り脚により、ディスプレイもより華やかな印象です。

最後に透明アクリル板を挟み、台座の方も完成しました。木製台座の上にアクリル板を挟むことで木材の反り防止にもなり、埃が付いても軽く吹くだけで落ちるのでメンテナンス性も高い仕上げです。

今回は急遽、製作記事が一回分追加となりましたが、これでようやく無事完成となりました。完成写真も多数撮影しておりますので、今回は前編(右舷)と後編(左舷)の2回に分けてご紹介します。完成写真もぜひ、ご覧ください!


