ただいま、スケールモデル製作代行の業務の方は、タミヤ1/35RCタンク「陸上自衛隊 10式戦車」の製作中ですが、今週は時間調整のために、プライベート作品のフジミ1/24「SARD アルテッツァ」の製作記を紹介しております。

シャシーを仕上げている間にクリアーが硬化しましたので、再クリアーに備えて中研ぎをおこないました。今回は塗膜をなるべく薄く仕上げていることもあって、幸いにもヒケは少なめでした。、

中研ぎには「バフレックス」のブラックシートを使用しました。このシートは3000番相当の研磨フィルムで、粒子のサイズがそろっているため、表面状態が滑らかに仕上がる点がメリットです。

写真では少し分かりづらいですが、バフレックスでデカールの段差を削り落とし、最後にボディ全体を艶消しになるまで磨き込みます。

その後、再びガイアノーツの「EXクリアー」を重ねますが、今回は溶剤を多めにして全体を軽く濡れた状態にするのみで終わらせました。

更に1週間ほど硬化させ、Mr.コンパウンドの「極細」で研ぎだしたのち、モールやグリルを塗装(マスキング+黒サフ吹き付け)。これでボディの処理は一通り完了しました。

GTウイングは、ホワイトメタル製のパーツが用意されていたので、まずは全体をサンディングするなどの表面処理をおこないました。

エンドプレートの内側などはかなり荒れているので、まずはアートナイフで粗削りし、板張りのサンドペーパーで処理しています。

メタルパーツは塗装後に接着すると強度が落ちるので、組み立てを済ませてから塗り分けました。GTウイングは艶有りか艶消しにするかの判断が難しいところですが、今回はガイアノーツの「セミグロスクリアー」でコートしています。

各々、仕上がったパーツ群を仮組みした様子(モール塗装前)。あとはヘッド&テールライトとガラスパーツを取り付ければフジミ1/24「SARD アルテッツァ RS200」は完成となります。

今回の製作では、主にレジン製エアロのボディとの合わせに少し苦労しましたが、その他の部分は(これまでフジミのアルテッツァを10台以上製作してきたことから)比較的スムーズに進みました。次回は完成写真のご紹介です。