艦船模型製作代行のご依頼をいただき、1/700重巡洋艦「スターリングラード」を製作中です。
主砲塔と副砲塔は、船体より先に塗装を済ませておきました。塗色はお客さまのご指定に従い、外舷迷彩色3の「ラバーブラック」単色塗装としております。
主砲塔を甲板上に接着した様子。資料からは、第二主砲塔の砲座側面に(鉄甲板色と同色の)一本線が確認できましたので、細切りマスキングテープで塗り分けました。
塗り分けが終わった各ブロックを船体に仮置きした様子。これで全体のカラーバランスが掴めました。
左右からの全景はご覧の通り。この塗装を再現するために、外舷迷彩色×3色とデッキ色×2色の計5色を調色しました。
続いて、デッキ上の小物の取り付けを進めます。細かいパーツが多いため、モノによってはランナーから切り離さずに塗装し、取り付け前に切り出す方法を採りました。
塗装完了後の様子。これらは部位によって塗色が異なるため、資料を確認しつつ、波除板やボックス状の装備&フェアリーダー、通風筒、ホースリールなどは外舷迷彩色1、ボラードやケーブルホルダーは外舷迷彩色3、キャプスタンは外舷迷彩色4にて塗装しました。
これは、後付けしたボラードのレジンパーツ。キットの船体には、予めモールドされているボラードと、後付け設定のボラードの2種があります。
別パーツ群を艦首に取り付けた様子。キット説明書の取り付け位置はかなりあいまいで、資料と異なる箇所も複数ありましたので、配置には多少の推定も加えました。
艦尾側も同様に仕上げました。このタイミングで、砲塔や各構造物の接着も済ませています。
これで、デッキの小物の取り付けも完了しました。副砲塔の配置は艦首側に2基、中央構造物両舷に2基ずつという具合に、少々変則的なレイアウトになっている点が特徴的です。
次回の製作記は、構造物状の各装備品の取り付けに進みますが、明日は状況によってはショップ関連のお知らせになるかもしれません。
いずれにしましても、スターリングラードは12月上旬までには完成予定ですので、ぜひ最後までご覧ください。