「艦船模型スペシャル No74」掲載作例
2019年11月15日発売のモデルアート社出版「艦船模型スペシャル No74」掲載作例、1/350航空巡洋艦「最上」の紹介です。
本号の特集は【日本海軍重巡洋艦「最上・鈴谷」型と「伊吹」】ということで、表紙&巻頭作例として、タミヤの1/350航空巡洋艦「最上」の作例記事を担当しました。
作例はタミヤのキットを洋上モデルとして製作し、停泊中の情景に仕上げました。工程記事内には、艦本体の製作に加えて、3Dプリント製の兵員フィギュアの使用方法なども詳細に解説しております。
ちなみにこの作例、左舷後方から見ると、箱絵のパッケージアートと全く同じレイアウトになります。
「艦船模型スペシャル No71」掲載の1/350戦艦「大和」の記事では「菅野泰紀先生の鉛筆画からインスパイアされた」旨を記載しましたが、今回の「最上」も、上田毅八郎先生の油彩画を立体化したものとなり、似たコンセプトの作例となりました。
複数のディテールアップセットを併用
ディテールアップには、フライホーク(航空巡洋艦用)とライオンロア(重巡洋艦用)のスーパーディテールセットを併用しました。結果、リノリウム甲板&航空作業甲板ともにフルエッチングとなり、ゴージャスな仕上げとなっています。
上部構造物の塗装前の様子。製作工程は41枚の写真を使いつつ、パートごとに解説しました。1/350重巡洋艦に役立つパーツ紹介や、具体的ディテールアップ方法を掲載しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
艦スぺ72号の1/350戦艦「大和」が好評だったようで、谷崎編集長に交代後も、引き続きジオラマ仕立ての作例をお任せいただきました。
上田毅八郎先生のボックスアートは子供の頃からの憧れだったので、立体化する機会に恵まれて幸せです。