艦船模型製作代行のご依頼を頂き、ピットロードの1/700戦艦「大和」【就役時】を製作中です。
![](https://high-geared.com/mfh/img/2024/02/24022801.jpg)
中央構造物の基部が終わり、後部艦橋、煙突と来たので、今回は前部艦橋の製作をご紹介します。
![](https://high-geared.com/mfh/img/2024/02/24022802.jpg)
ピットロードキットの前部艦橋は、主要部が前後分割されています。この分割、合わせ目が意外と目立たなく、組みやすいので個人的にもお気に入りなのですが、第二艦橋の窓枠が抜けておらず、純正パーツにも付属していないため(モールドを切り欠いたのち)汎用の窓枠パーツを取り付けました。
![](https://high-geared.com/mfh/img/2024/02/24022803.jpg)
使用したのは、モデルアート社から発売された「1/700 帝国海軍艦艇用エッチングパーツ 汎用窓枠セット」です。
![](https://high-geared.com/mfh/img/2024/02/24022804.jpg)
スケールモデル専門誌が販売しているパーツとあって、サイズ感や使用感は抜群でした。写真左側がモールド状態、そして右側が(モールドを切り欠いて)エッチングを取り付けた様子です。
![](https://high-geared.com/mfh/img/2024/02/24022805.jpg)
その後、前後パーツを接着し、別パーツとなっている観測機器類のスポンソンを取り付けました。
![](https://high-geared.com/mfh/img/2024/02/24022806.jpg)
スポンソン類と第一艦橋床面を取り付けた様子。合わせ目もほとんど生じず、サンディングなどの処理も最低限で済みました。水密扉は、このあとの(エッチング化に備えて)モールドを全て撤去しています。
![](https://high-geared.com/mfh/img/2024/02/24022807.jpg)
後部のラッタルを純正エッチングパーツで再現するにあたり、まずは水密扉と踊り場、アンテナ支柱などを取り付けました。
![](https://high-geared.com/mfh/img/2024/02/24022808.jpg)
続いて、ラッタル本体と旗甲板&旗格納箱などを取り付けます。ピットロードの純正パーツセットの説明書には、こうした組み立て順序も明確に示されているので助かります。
![](https://high-geared.com/mfh/img/2024/02/24022809.jpg)
防空指揮所から主砲射撃指揮所にかけてを組み立てた様子。防空指揮所は木製グレーチングが別パーツとなり、測距儀の足場や手すり、風速計、ループアンテナなどが1/350並の密度で再現されています。
![](https://high-geared.com/mfh/img/2024/02/24022810.jpg)
前部艦橋の組み立てが終わった時点で、高射装置のスポンソンや舷灯などの取り付けも完了しました。次回は、後部マストの製作をご紹介します。
![代表 渡辺真郎](https://high-geared.com/mfh/img/2022/10/3c8527341e615ac063e35d7da889d151.jpg)
ピットロードの純正エッチングパーツは、無駄なところが一切ありません。特に前部艦橋のパーツ構成は見事なもので、下層から上層にかけて、どこを切り取ってもアラがないベストバランスに仕上がりました。