艦船模型製作代行のご依頼を頂き、ピットロードの1/700戦艦「大和」【就役時】を製作中です。

前回、製作した主砲塔と中央構造物を甲板上に仮置きした様子。今回は、最後に残った武装となる副砲塔の製作をご紹介します。

まずは砲座の製作からです。就役時の戦艦「大和」には4基の副砲塔が備わっていますが、艦首側と艦尾側の砲塔には吸排気筒を兼ねた背の高い砲座が備わっており、キットは一体成型の砲座に別パーツの吸排気構カバーを取り付ける構成となっています。(写真はキットパーツを組み上げた状態)

後部のラッタルや水密扉、手すりのディテールアップには、純正エッチングパーツを使用しました。

続いては副砲塔本体の製作です。キットパーツは測距儀の開口部以外はほぼ一体成型となっており、前面や側面にはラッタルもモールドされていますが、今回はエッチングへの切り替えのため、予めて削り落としておきました。(写真左は加工前、右は加工後)

エチングは、例によってピットロードの純正パーツを使用しています。まず、前面および側面のラッタルとジャッキステー、キャンパスガードなどを取り付け――、

次に天蓋の手すりを取り付けます。この時点で、副砲塔1基あたりのエッチング使用数は最大25パーツにも及び、小さいながらも極めてディテールが充実した箇所といえます。

更に、艦首尾の副砲塔には空中線の支柱を取り付け、副砲塔群の本体へのエッチング取り付けは完了となりました。

塗装前の様子。見ての通りの金ピカ具合となり、艦首側の第一副砲塔(写真左側)に至っては、真鍮パーツも含めて44個のディテールアップパーツを組み込みました。

塗装後の第一、第四副砲塔の全体像。真鍮砲身とキャンパスは例によって個別に塗装し、完了後に接着しました。第一副砲座側面の救命浮標には、KAモデルの汎用エッチングパーツを使用しています。

塗装を終えた副砲塔を甲板上に仮置きしました。初期の大和型戦艦特有の、砲戦能力に特化した物々しさが魅力です。

大和型戦艦をディテールアップしたことがある方ならお分かりになると思うのですが、この艦の副砲は主砲よりはるかに工数が多く、複雑な工程が必要になります。
また、製作数も(就役時は)4基と多めになりますので、全ての副砲の仕上がりレベルを一定に揃えるのに注力しました。