船模型製作代行のご依頼をいただき、ポントスモデル1/700戦艦「大和」【天一号作戦仕様】の製作記をご紹介しております。

今回は傾斜マストの製作をご紹介します。1/350版ではマスト本体と斜めに突き出したヤードに加え、支柱も真鍮挽物パーツでしたが、1/700版では支柱は三角形のエッチングパーツで構成されており、組み立て強度が高いのが特徴です。

下部の三脚支柱は後ろの1本のみが真鍮パーツで、前2本はプラ成形です。収束部を一体としていることで角度も決めやすく、ユーザビリティが向上しています。

マストの主要部を組み立てた様子。真鍮パーツは、支柱との集合部にリブが入っており(向きさえ間違わなければ)位置決めも比較的スムーズに決まります。

写真左上は13号電探、右下は探照灯架台です。パーツ数は必要最低限となっており(折り曲げ箇所は多い物の)接着が少なくて済む点は助かりMさう。

組み立て後の様子。電探は取り付けブラケットも一体となっており、強度が確保されています。

13号電探と探照灯架台の取り付けを終えた様子。電探はなるべく垂直に、課題はなるべく水平になるように調整を重ねました。

最後は航海灯と避雷針、支柱とブラケットなどの取り付けです。マストやヤードの先端に取り付けるパーツは(説明書の指示通り)ふたつ折りにすると取り付け穴に入らなくなるので、2枚に分割して差し込みました。

各ブラケットの取り付け後の様子。接着強度を稼ぐため、アロンアルファのゼリー状で点付けしたのち、液状瞬間接着剤のシアノンを流して補強しておきました。

最後にラッタルを取り付け、傾斜マストは完成です。同じ真鍮挽物マストでも、以前に製作したインフィニモデルのマストとは幾分、異なる印象に仕上がりました。

私はポントスモデルの1/350版の大和パーツを数多く組んできているので、製作記も1/350版との比較になりがちなのですが、バランスは1/700版の方が良好であるように思います。(1/350版は13号電探や探照灯架台が前傾しがちなので)
強度もメタルリギングの展張に十分耐えるレベルを確保しており、とてもいい設計がなされている一方で、挽物の太さに対して、エッチング側の差し込み穴が非常にタイトですので、もう少しクリアランスに余裕があればと思います。