船模型製作代行のご依頼をいただき、ポントスモデル1/700戦艦「大和」【天一号作戦仕様】の製作記をご紹介しております。

前回までに中央構造物の基部の製作が概ね完了したので、残していた後部の見張所などを処理したのち、前部艦橋、煙突、後部艦橋などを取り付け、管制装置の接着まで一気に済ませました。(こうマストのみは、塗装工程の関係で仮付け)

続いては対空兵装の取り付けです。工程最初期に製作していましたが、ここでようやく出番が来ました。

25mm三連装機銃のシールド有り&無し、23.7cm連装高角砲のシールド有り&無しの各種が揃い、いい具合に密度も増してきました。ちなみにシールド付き12.7cm連装高角砲は、そのまま組むと仰角が下を向いてしまいますので、不自然にならないていどに修正しています。

最後は高角砲射界制限枠の取り付けです。かつてはこの手の装備は真鍮線などで自作したものですが、近年のエッチング付きキットや別売りパーツでは大抵、追加されるようになりました。

パーツ切り出し後の様子。左舷と右舷で完全に対象ではなく、形状が異なる箇所があるので少し注意が必要です。

高角砲射界制限枠を取り付けた右舷の様子。シールドなし高角砲は、旋回させた際に観測室周りが干渉しない位置に取り付けました。

同じく、左舷側の様子。ポントスモデルの説明書には(3Dの図が)2アングルで掲載されていたので、形状を把握しやすくて助かりました。

これで中央構造物の作業は、ほぼ終了です(一部、破損防止のために取り付けを後回しにしている箇所があります)。次回からは船体の製作の様子をご紹介します。

中央構造物だけで、いったい何百枚のエッチングを取り付けたことでしょう? 誰か計算の得意な方に算出してほしいくらいですが(笑)、ひとまず武装+構造物が組み上がり、少し安心しました。船体や甲板も相当パーツ構成がそうとう煩雑ですが、引き続き集中して仕上げていこうと思います。