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【模型誌作例90】1/700重巡洋艦「鈴谷」

2023年12月3日

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【模型誌作例90】1/700重巡洋艦「鈴谷」

2023年12月3日

「艦船模型スペシャル No81」掲載作例

2021年8月15日発売のモデルアート社出版「艦船模型スペシャル No81」掲載作例、1/700重巡洋艦「鈴谷」の紹介です。

1/700重巡洋艦「鈴谷」(タミヤ)1971年初版キット

本号の特集は「1/700 ウォーターラインシリーズの歴史」ということで、私は1971年発売の(タミヤの第一弾キットとなる)、1/700重巡洋艦「鈴谷」の作例を担当しました。

1/700重巡洋艦「鈴谷」(タミヤ)1971年初版キット

本作例は「1970年代に存在した素材や技法のみでディテールアップを行う」というコンセプトのもと――、エッチングなどのディテールアップパーツをいっさい封印した作例とし、海面ベースにも、当時の出版物に掲載されていた【色付きセロファンを使う方法】を採り入れました。

1/700重巡洋艦「鈴谷」(タミヤ)1971年初版キット

現在では絶版となっている、「鈴谷」の初版キットですが(思いのほか仮組時の印象が良かったので)大掛かりな工作は行わず、プラ板工作+金属線工作+ドリル加工などで多少のモールドを追加し、伸ばしランナーによる空中線を追加しました

昔懐かしいプラモデル製作

ウォーターラインシリーズ旧キットの工程画像

ウォーターラインシリーズの記念すべきタミヤキット第一弾となる「鈴谷」。機銃スポンソンの形状などは少し懐かしい雰囲気もありますが、各部のエッジやモールドのシャープさなどは「さすがタミヤ!」とうならされる出来です。

ウォーターラインシリーズ旧キットの工程画像

本作例では、ウォーターラインシリーズ初期キットの特徴でもあった「窓枠シール」も使用しました。戦艦などの窓枠が多い船では「このシールが足りなくならないか?」といつも心配していたことが思い出されます。

代表 渡辺真郎
代表 渡辺真郎

旧キットの作例を製作するにあたり、私が初めて艦船模型に目覚めた小学生の頃に参考にしていた「ウォーターラインガイドブック」を改めてチェックしなおしました。
セロハンによる海面表現も同書に記載されていたもので、当時を懐かしく思いだしつつ、充実した製作となりました。

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  • 「渡辺真郎の艦船モデル・マスターDVD&MAGAZINE」モデルアート社より発売中
  • モデルアート社出版「艦船模型スペシャルNo94」に、1/700給兵艦「樫野」作例記事掲載中
  • オリコンニュースに渡辺真郎のインタビュー記事掲載中 「 プラモデル神作まとめ
  • 過去作品 約400点と製作記満載の旧ブログ「 HIGH-GEARedの模型と趣味の日常 」もぜひご覧ください


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展示会出展情報

「奈良模型愛好会 春展2025」

  • 日時:未定
  • 開催場所:サンタウンプラザ すずらん館(予定)

常設展示情報

  • 自衛隊奈良地方協力本部(奈良第2地方合同庁舎)玄関ロビーに1/35「陸上自衛隊 74式戦車」展示中
  • ミリタリースケール専門店「ホビーランド」に、1/700戦艦「霧島」展示中
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渡辺 真郎まさお

艦船模型製作代行 モデルファクトリーハイギヤード 代表

2001年3月から艦船模型の製作販売をおこなう。模型製作会社への就職を経て独立。2010年にモデルファクトリーハイギヤードを開業。
模型製作代行のほか、模型誌の作例記事・連載企画、考証記事を執筆。
モデルアート社出版『月刊MODEL Art』『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』など。

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