広告 1/350潜水艦「SS-513 たいげい」 1/350艦船 製作記事

1/350潜水艦「SS-513 たいげい」 その1(キット紹介と台座取り付け)

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1/350潜水艦「SS-513 たいげい」 その1(キット紹介と台座取り付け)

艦船模型製作代行のご依頼をいただき、1/350スケールの海上自衛隊潜水艦「SS-513 たいげい」の製作を開始しました。

今回は、キットのご紹介から、ディスプレイケース台座への取り付けまでを一気にご紹介します。

1/350潜水艦「SS-513 たいげい」 (キット紹介と台座取り付け)

今回製作するのは、ピットロードのキットです。潜水艦ということもあってパーツ構成も比較的シンプルですが、私も現役の潜水艦への乗艦経験から、実艦のイメージはそれなりに持ってますので、是非とも模型映えのする作品に仕上げられればと思います。

●「SS-504 けんりゅう」への乗艦記はコチラ↓↓

1/350潜水艦「SS-513 たいげい」 (キット紹介と台座取り付け)

キットは船体主要部が大きく分けて5パーツで構成されており、上面のパーツのみを使えば、実質的にウォーターライン化も可能な設計です。

1/350潜水艦「SS-513 たいげい」 (キット紹介と台座取り付け)

今回はフルハルモデルとして製作し、金属飾り脚でケース台座に固定するようにご要望をいただいたことから、まずはケースとベースサイズの設定からはじめました。この画像は、お客さまとのご相談のうえで作成したもので「アクリめいと」さんの銘板を置くスペースを確保する関係で、320×100mmサイズのベースを提案させていただきました。

1/350潜水艦「SS-513 たいげい」 (キット紹介と台座取り付け)

なお、たいげい型の船底には太いキールが走っていることから、そのままでは飾り脚のボルトが側面から見えてしまう点が問題となります。

1/350潜水艦「SS-513 たいげい」 (キット紹介と台座取り付け)

そこで、今回はキールの一部を削り、飾り脚の上端部を埋め込むかたちとすることで見映えの改善を狙いました。

1/350潜水艦「SS-513 たいげい」 (キット紹介と台座取り付け)

ケース台座は10mm厚のアクリル板を使用しているため、人力での穴あけは困難です。当工房では、卓上フライスマシンにドリルチャックとスライドテーブルをとりつけたものをボール盤代わりに使用しており、今回の穴あけも機械力に頼りました。

1/350潜水艦「SS-513 たいげい」 (キット紹介と台座取り付け)

船体&台座への穴あけと、飾り脚&ボルトの仮差しを終えた状態。飾り脚の取り付けピッチは70mmとしていますが、船底形状の都合で取り付け位置は少し艦首側にズラしております。

1/350潜水艦「SS-513 たいげい」 (キット紹介と台座取り付け)

飾り脚の取り付け位置が艦首寄りとなった影響で、銘板の取り付け位置が艦首側よりも艦尾側の方が(間延びを防いでくれる効果もあり)自然に思えましたので、この段階でもう一度、お客さまとご相談し、最終的に「プランB」の位置への取り付けに決まりました。

代表 渡辺真郎
代表 渡辺真郎

ピットロードの自衛艦キットは、箱の写真がどれもカッコよくて見入ってしまいます。
フルハルモデルということで、ディテールアップ面は旗竿を金属線に差し替える程度となりますが、艦全体の構造美が際立つ作品になりますよう、心を込めて製作していこうと思います。

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渡辺 真郎まさお

艦船模型製作代行 モデルファクトリーハイギヤード 代表

2001年3月から艦船模型の製作販売をおこなう。模型製作会社への就職を経て独立。2010年にモデルファクトリーハイギヤードを開業。
模型製作代行のほか、模型誌の作例記事・連載企画、考証記事を執筆。
モデルアート社出版『月刊MODEL Art』『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』など。

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