船舶模型製作代行のご依頼をいただき、ホビーボスの1/700ホワイトスターライン「タイタニック」を製作中です。
今回は救命ボートとマストを設置します。救命ボートは姉妹船オリンピックの搭載艇と同時に処理しましたので、ゲート処理と塗り分けの手間は膨大なものとなりました。
ボートの種類は大、中、小という具合に3種ありますので、パーツ番号を記入した割り箸に貼り付け、混ざらないようにして塗装します。塗り分け順は「内部にウッドブラウン塗装」→「内部をゾルでマスキング」→「外側に白塗装」という順です。
塗り分けが完了した救命ボート群。キットには、実際に使用する量より多めのボートが付属しているので、商船キットを良く作る方なら予備として確保しておくと後々、役にたちそうです。
ダビットはパーツ本体のゲート処理のみを済ませ、下部はランナーから切り離さずに塗装しました。キットパーツは実物の形状をかなり正確に再現していて、組みやすさとディテールのバランスが非常に良好です。
ダビットとボートを配置した様子。このダビットはボートの2段積みにも対応していますが「RMS タイタニック」では、船首側を除いて1段で配置されています。
マストの塗装と組み立ての様子。写真左側が前部マスト、右側が後部マストで、お馴染みの見張り台は別パーツ構成となっています。
マストを各デッキに取り付けました。差し込み穴はそれなりに深く掘られていて、設置するだけで角度なども自然に決まります。
ボートとマストを取り付けた「RMS タイタニック」全景。クレーンと旗竿の取り付けを残していますが、素組み状態としては、これでほぼ完成です。ディテールアップ無しでも充分な存在感！ 何度も言いますが「ホビーボスキットは、高いだけのことはあります」
いよいよ、長大で堂々としたタイタニックの威容が姿を現しました。次回はエッチングパーツを使ったディテールアップをご紹介します。
