現在、ストック記事として、プライベートで製作していたAFV作品、タミヤ1/35「16式機動戦闘車 C5」の製作記をご紹介しております。
タミヤ1/35「陸上自衛隊 16式機動戦闘車 C5」の製作記は、残すところあと2回となりました。今回は、工程初期にモールドを削っておいたリフレクターのエッチング切り替えからご紹介します。使用したのはボイジャーモデルのパーツで、台座とブラケットを含む3枚のエッチングを貼り重ねる構成です。
リフレクターとウインカーは見た目が似ているうえ、左右で微妙に対象になっていない箇所があり、更にロットによって配置が異なる部分もあるので、間違わないように注意します。(ウインカーに取り付けたガードのエッチングも、ボイジャーモデル製です)
舞台マークには、トワイライトモデルの別売りデカールを使用しました。採用したのは、私としては最もなじみ深い「今津駐屯地」の「第3戦車大隊」の部隊改変によって令和5年に新設された「第3偵察戦闘大隊」のサーベルタイガーロゴです。
もちろん、車体番号も第3偵察戦闘大隊に合わせました。このタイミングで各部のマスキングも剥がしたこともあり、ロールアウト直後の実写のイメージが際立ちます。
これは、ハッチ周りにチェーンを配置している様子。ドライバーハッチ後部のチェーン&フックは、大久保駐屯地で撮影した実車の写真が参考になりました。
車体製作の最後は、砲塔上部に搭載する「ブローニングM2重機関銃(キャリバー50)」。1933年の正式採用から100年近くにわたって世界中で使用されている機銃で、当然プラモデルの世界でも各スケール、各メーカーから数え切れないほどのパーツが生産されてきました。(写真はキットパーツ全景)
銃身は、アドラーズネストの真鍮パーツ、1/35「ブローニングM2重機関銃銃身」に交換しました。銃身本体はもちろんですが、基部に取り付けるバレルサポートもたいへん薄く成形されており、実感的なパーツです。
アドラーズネストの銃身を取り付け、その他のエッチングはボイジャーモデルのパーツで処理しました。特に薬莢受けとアーモボックス周りはエッチングならではの薄い仕上がりが魅力です。
銃本体をブラケットに仮付けした様子。持ち手とチャージングハンドルは0.5mm径のプラ丸棒で自作しました。
あとは機銃を塗装すれば、車体本体は概ね完成です。次回は最終回として乗員フィギュアの組み立て&塗装を紹介しますが、明日はCHERRY&ANCHORへの艦船模型完成品の入荷情報をお知らせします。