自衛隊奈良地本からのご依頼で製作していた、1/35RCタンク「陸上自衛隊 10式戦車」の製作記をご紹介しておりますが、今回も現在参加中のイベントについてお知らせします。
阪急うめだ本店「ホビーマルシェ大阪2025」に参加中!

本日7月23日より、阪急うめだ本店にて開催される「ホビーマルシェ大阪2025 in 阪急うめだ本店」に参加しております。
28日の会期終了まで、艦船模型作品とカーモデル作品の店舗販売と製作実演で常駐しておりますので、ぜひおいでください。

本日の展示販売&実演スペースの様子。画像は、渡辺真郎の公式X(旧Twitter)のスクリーンショットです。
(一部写真は おのちゃんさん提供)
イベント詳細は、以下のリンクボタンをクリック!!
以下、1/35RCタンク「陸上自衛隊 10式戦車」の製作記に続きます。
タミヤ1/35「10式戦車」の塗装工程

今回は最後の処理として、塗装工程と最終組み立てをご紹介します。まずは基本部の塗装ですが、可動部に塗膜を作ると動きが悪くなりますので、車体と砲塔の接合部は入念にマスキングをおこないました。

続いては、いつものように透過防止と下地処理を兼ねて、ガイアノーツの「サーフェイサーエヴォ ブラック」を吹きます。続いて、ゴム製のスカートとガラス部分にMr.カラー137「タイヤブラック」を重ね、黒塗装部の処理を先に終えておきました。

スカートとガラス部をマスキングし、車体色の一色目としてMr.カラー516「濃緑色3414」を全体に吹きました。

続いて茶色を吹き重ねるのですが、私は塗り分け部分のボカし効果を出すために「ブル・タック」という粘着ラバーを使用し、マスキングに使用しています。

ブル・タックは、粘着性を良くした「練り消し」のようなブチルゴムなので、手で丸めて塗り分け部分に貼り付けることで、吹き付け塗装の際に自然なボカし効果を発揮してくれます。

塗り分け部分の周りはマスキングテープで覆い、濃緑色のマスキングが完了しました。続いて、Mr.カラー517「濃緑色」を塗り重ね、2色迷彩は完了です。

マスキングを剥がした様子。吹込みが生じた場合は、エアブラシのフリーハンド吹きを加えると簡単に修正できます。私は普段、スケールモデルの陸自迷彩にはタミヤラッカーを使うことが多いのですが、今回は可動させるモデルという事で、より塗膜が強固なMr.カラーをチョイスしました。

2台製作という事で、識別しやすいようにマーキングと車番にも変化を付けました。奥は「富士学校」、手前は「第1機甲教育隊」の部隊マーク&車番を再現しています。
完成写真(走行用モデルとしての変更箇所)

タミヤ1/35RCタンク「10式戦車」完成写真。走行用モデルという事で、破損しやすい箇所は取り外し可、または未取り付けとしました。砲塔上面の「12.7mm重機関銃M2」は未接着とし、破損防止のために取り外し可能です。

後部の牽引ワイヤーは、電池交換の際に車体を取り外す工程で破損しやすい(というか、ほぼ確実に壊れる)ので未取り付けとしました。

タミヤ 1/35RCタンク「陸上自衛隊 10式戦車」が2台並ぶ様子は圧巻です。タミヤならではの精度の良さと、走行ギミックも面白いもでるですので、これは個人的にも欲しい逸品となりました。
走行実演と操作方法の動画紹介
製作記の冒頭でもご紹介しましたが、今回製作した1/35 RCタンク「陸上自衛隊 10式戦車」の実演&操作解説動画を、YouTubeに公開しました。この作品に興味のある方はぜひご覧いただき、高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!

2022年いらい、お世話になっていた自衛隊からのご依頼という事で、たいへん光栄なお仕事をいただきまして心より感謝を申し上げます。
このRCタンクは、自衛隊の広報に使用される予定ですので、イベントなどでぜひご覧いただき、ご自身で操作していただく機会があれば嬉しいです。(もちろん、当RCタンクの製作ご依頼も大歓迎! お気軽にお問い合わせください)