ただいま製作代行の方は、タミヤ「1/35 RCタンク 陸上自衛隊 10式戦車」を製作しているのですが、2台同時進行していることもあって進捗をお知らせできる段階まで少し時間がかかりますので(時間調整として)プライベート作品のカーモデル製作記を2作連続でご紹介します。

今回ご紹介するのは、フジミの1/24「SARD トヨタ アルテッツァRS200」です。
自身の愛車がアルテッツァであることから、私は以前からフジミの古い限定キットを探し出し、製作しながらコレクションしていたのですが、「奈良模型愛好会」展示会に1/24「アルテッツァ」を複数展示していたところ、親切なモデラーの方から当キットを譲っていただきました。
1/24「SARD アルテッツァ」のキットを提供いただいた方に、改めて感謝を申し上げます。

フジミ1/24「SARD アルテッツァ」は、SARDのオリジナルエアロパーツと専用デカールが付属しています。エアロパーツは、前後バンパーとサイドスカートがレジン製、GTウイングがホワイトメタル製という構成になっています。

レジンのエアロパーツは収縮が激しいので、フェンダーを力づくで押し込んで無理やり合わせました。サイドスカートも1mm程度短かかったので、端部にゼリー状瞬間接着剤を盛りつけ、サンディングする要領で延長しています。

下地塗装には、ガイアノーツの「サーフェイサーエヴォ ブラック」を使用しました。このサフはプライマー効果も高く、レジンパーツの下地にも最適です。
ボディの成形状態は非常に良く、修正が必要な箇所は、トランク周りのヒケとルーフモール周りのパーティングラインのみで済みました。(パテなどはいらず、400番のヤスリスティックで軽く均すだけで充分)

ボディカラーは、Mr.カラー104「ガンクローム」を使用しました。薄く3回吹き重ね、最後にクリアーを多めに混ぜたガンクロームをもう一度重ねてデカール貼りに進みます。

デカールは、ノーマルアルテッツァ用(上)とSARDアルテッツァ用(下)に別れています。20年以上を経過したキットということで、かなり黄ばみが進行していたので、天日に当てて黄ばみを落とし、リキッドデカールフィルムを2回、筆塗りして「劣化によるバラけ防止」対策をおこないました。

リキッドデカールを塗布すると切り出しが少々面倒になりますが、じっくりと時間をかけてなんとか作業完了しました。20数年モノのデカールとしては、上手くいった方だと思います。
最後にガイアノーツの「EXクリアー」を(時間差で)4回ほど吹き重ね、中研ぎまで一週間ほど寝かせました。

フジミの1/24「トヨタ アルテッツァ」のバリエーションキットは、基本的に外装パーツとタイヤ&ホイール追加、マーキングの変更のみで、レジン&メタルパーツも付属している「SARD アルテッツァ」はかなり豪華な内容となっています。次回はシャシーや内装などの製作をご紹介しますので、ぜひご覧ください。