ストック記事として、海道塾の3Dプリントキット、1/700フェリー「さんふらわあ きりしま」の製作記をご紹介しております。
海道塾「さんふらわあ さつま きりしま」の製作記も、いよいよ最終回です。これは、キットに付属している3D出力のラッタルで、エッチングでは製品化されていない、縦柵タイプの手すりが再現されている嬉しいパーツです。
ラッタルの取り付けと同時に、船尾のランプやウインチ、ボラードなどを取り付けました。サイズが豊富な通風筒も、キットに付属のパーツです。
船首から中央付近にかけても、同様に仕上げました。ブリッジ周りにはマインマストやレーダーなどの小物が並び、たいへん賑やかです。
船首尾のデカール貼りが完了し、今更ながら船名が「さんふらわあ きりしま」に決定しました。キットには姉妹船の「さんふらわあ さつま」のデカールも含まれているので、その気になれば2隻の揃い踏みも可能です。
キットには手すりは含まれていないので、インフィニモデルのIMP70006「1/700 海上自衛隊 手摺りセット」を使用しました。このパーツは切り出し前に塗装を済ませ、必要な長さに切り詰めつつ取り付けます。
錨鎖にモノクロームの超極細チェーンを取り付け、船首と船尾側面のバウ&スラスターのデカールを貼りました。このマークが付くと、いかにも現代型商船の雰囲気が高まります。
あとは信号ヤードにメタルリギングの策を張り、海面ベースに取り付ければ1/700フェリー「さんふらわあ きりしま」の完成です。
昨年秋にモデフェスで購入していらい、製作を非常に楽しみにしていた本船ですが、ここに無事、完成の日の目を見ることができました。このキットの精度には製作中も感心させられることばかりでしたが、完成後の端正な姿は、いつまで見ていても飽きさせない魅力に満ちています。次回はいよいよ完成写真紹介ですので、ぜひご覧ください。