艦船模型製作代行のご依頼をいただき、ピットロードの1/700アメリカ海軍航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」を製作中です。
今回は、船体の組み立てや塗装にあたって、破損防止のために取り付けを後回しにしていたパーツ類を取り付けます。先に塗装を済ませておいたラッタルや手すりなどがメインですが、ファイブスターモデルのセットには不足している箇所が幾つかありましたので、ゴールドメダルパーツに付属の汎用手すり（写真右側）などを併用して補填しました。
各パーツを取り付けた様子。右舷艦首周りには、飛行甲板とキャットウォークを繋ぐラッタルや、武装の取り付けスポンソン外周の手すりなどが備わります。
右舷中央部のクローズアップ。ここも同様の構成で、ラッタルや手すり、張り出しなどを取り付けます。
右舷後部は、後付けされたスポンソンとキャットウォークを繋ぐラッタルなども多く、少々複雑な構成です。クレーン裏側のラッタルや踊り場などは、完成するとほとんど見えなくなる部分ですが、ここもなるべく実艦の構成に従った仕上げとしておきました。
左舷艦尾付近のクローズアップ。ここも着艦指揮所などがあり、多少入り組んでいますが、ラッタルの大半はブルワーク内に接着済みでしたので、作業は比較的スムーズに進みました。
左舷中央部の張り出しにはアンテナが備わります。このアンテナ、ファイブスターモデルのセットの説明書にはエッチングを取り付けた様子が写っているのですが、実際には付属していなかったので、0.4mm径の真鍮線で自作しました。（←写真に写っていたのは、エッチング付きキットのパーツかもしれません）
艦首左舷側のクローズアップ。ここも武装の取付スポンソン周りの手すりやラッタル、張り出し（シュート）などを取りつけました。また、ファイブスターモデルのエッチングは、水密扉が開口状態で再現されているので、このタイミングで（別パーツを貼り）閉鎖状態としています。
最後に各部を点検し、タッチアップなどの修正を加えつつ、船体は無事完成となります。
左舷艦尾側からの全体像。長かった船体＆飛行甲板の処理も、ようやく終了です。
説明書の不備やパーツのフィッティングの問題に悩まされつつも、ようやく形になった船体を見ていると「感無量」以外の言葉が出てきません。
艦橋やマストもファイブスターモデルのフルエッチング組み込みとなりますので、引き続き、気持ちを引き締めて頑張ろうと思います。
