奈良市の商業施設「サンタウンプラザすずらん館」の開業45周年の企画として、近鉄「高の原駅」周辺施設のジオラマ模型を製作中です。

この写真に写っている部分は、概ね今回のジオラマの製作範囲に入る部分です。今回の記事では、製作予定の主要な建築物をご紹介します。

前回掲載した線図に、製作順の番号を振りました。ここでは、番号順に実物の施設を紹介ていきます。

まずは、この地域のランドマークにもなっている「ひまわり館」。銀行やスポーツクラブ、飲食店などが入居するビルで、大きなガラス壁とシースルーエレベーターなど、景気の良い時代の建築美が光ります。この写真は西側から撮影したものですが――

東側から見ると、かなり印象が変わります。こちらにも大きなガラス壁があり、左右対称のツインタワーのようなデザインは、模型としても映える形状です。

続いては、さきほどの線図に「メディカルモール」と記載していた施設で、正確には「すずらん南館」と言います。2016年開業ということで、この地域では比較的あたらしい施設で、外観も内観もシンプル+モダンという印象です。

こちらは、駅前ロータリーに離接する「北部会館」。奈良市役所の出張所や図書館などが入っており、私も住民票などの取得や選挙の期日前投票などに良く利用しています。面構成が非常に特殊な建築とあって、1/500ででは実物の構造をそのまま再現するのは少々無理がありましたので、製作の際には(実物のイメージを保ちながらも)模型向けに軽くアレンジを施しています。

駅前ロータリーを挟んで北部会館の反対側にあるのが、「イオンモール高の原」が入居する「こすもす館」。ここは駅から徒歩1分程度でアクセスできる距離にあり、2007年に開業。約2年前に外壁の塗装変更がおこなわれ、シックなイメージに生まれ変わりました。(ジオラマの切り取り範囲の関係で、エントランス周りのみの製作となります)

こちらは「高の原中央病院」。この施設はひとつの敷地に複数の棟が密集しており、どの建物も(フロア構成&壁面構成が)極めて複雑で、形状の把握にたいへん苦労しました。写真は左が東側、右が西側で、見る角度によって全く印象が異なります。

道路を挟んで、高の原中央病院の東側にあるのが「ケーズデンキ」が入居する「ひかり館」。2013年の開業で、周辺施設の中では「すずらん南館」の次に新しい施設です。シンプルな箱型の縦もなので、形状の把握は楽なのですが、床面積が大きく、今回製作する建築物のなかではかなり大型です。

最後にご紹介するのは、今回のメインとなる「サンタウンプラザ すずらん館」ですが、この建物も大幅な増築やリニューアル工事が繰り返された結果、かなり複雑な構造の建築となっています。この建物に関しては、公式図面の提供を受けることができたので、なるべく実物に忠実に仕上げていきたいと思います。

完成したジオラマは館内に展示予定ですので、ぜひ多くの皆さまにご覧いただければと思います。

「すずらん館のみ図面の提供」と書きましたが、逆に言えば他の建築物は全て「資料なしでの製作」になります。地図サイトなどで建物の平面形はある程度、正確に測れますが、立面については「現地取材による情報」が重要になりますので、事前にしっかりと実物の観察&形状把握を済ませておきました。


