奈良市の商業施設「サンタウンプラザすずらん館」の開業45周年の企画として、近鉄「高の原駅」周辺施設のジオラマ模型を製作中です。

今回製作するのは、「ひかり館」という名前の施設で、ここには家電量販店の「ケーズデンキ 高の原店」が入居しています。2013年にオープンした新しい施設で、形状的には「ほぼ真四角」でかなりシンプルです。

ウェーブの目盛り入りプラプレートの1mm厚を使用し、まずは床板と屋上を同一形状に切り出しました。切り欠いてある部分は屋上駐車場に繋がるスロープの部分で、私の場合「階層を跨いで付属しているもの」は、基本的に別パーツとして製作するようにしています。

続いて、壁面を切り出した様子。前回の「高の原中央病院」を思えば非常にシンプルで、作っていて安心感があります。(右側の壁面の開口部は1F駐車場の東側の出口です)

正面の壁面にも駐車場と搬入口がありますので四角く切り欠き、プラ板とプラ角棒を貼り足してディテールを追加しました。看板の部分は実物では斜めに貼りだしているので、模型でもその立体感を再現しています。

各壁面を貼り、屋上板を載せた状態。この建物は床板と屋上板の形状が揃っているので、形状の把握も部品の構成も比較的、楽な方ででした。この正面側は、邦楽的には西側になります。

これは裏口に当たる東側からの全景。切り欠きになっている駐車場出口は、国道24号線に繋がります。

続いてはスロープの製作です。このスロープは、壁面とツラでもなければ、完全に飛び出しているわけでもなく「部分的に埋まり、部分的にはみ出す面構成」なので、模型の方でもその構造を再現しました。

外壁に対して少しはみ出す幅でスロープを渡し、踊り場を介して裏口の駐車場出口に繋げます。

最後に、スロープの外壁をプラ板で追加すれば、ほぼ実物通りの形状となりました。屋上駐車場は従業員しか入れない場所ですので、形状把握は外からの取材で割り出していますが、過不足のない表現になったと思います。

屋上施設を追加し「ひかり館」は概ね完成です。スロープ下側の外壁は後付けとし、合わせ目なども、タミヤのポリパテで丁寧に処理しています。

この施設は、私が高の原地域に居住しはじめた2011年の少しあとにオープンしました。1Fの大駐車場が特徴で、床面積が非常に大きい2Fの売り場が魅力です。建築模型としては最もシンプルで、今回の製作でも特にストレスなく完成まで進める事が出来ました。次回は木製台座の処理をご紹介します。


