奈良市の商業施設「サンタウンプラザすずらん館」の開業45周年の企画として、近鉄「高の原駅」周辺施設のジオラマ模型を製作中です。

今回からはベースの製作を紹介していきます。これまで個人的に製作してきた港湾ジオラマとは違い、今回は地表レベルが4段階あることと、サイズ的にも60×60cmと過去最大ということで、一人でやるのはかなりの負担したが、うまくイメージ通りに纏めることができました。」¥

まずは最下段の土台として用意した3mm厚のABS板を地表レベルの最下段(近鉄京都線が通っている高さ)として、地表の境界線を描き込みます。使用するのは文具店などで手に入るカーボン紙――

このカーボン紙を、地形の線図とABS板の間に挟み、境界線をボールペンでなぞって正確に写し取ります。

カーボン紙による地形の転写を済ませた様子。定規を置いている場所が最下段となるので、その前後の地面をこれから作っていきます。

地面の材質は、建物と同じく1mm厚のプラプレートです。1mmなら切断の手間も最低限で済み、目盛り入りのプレートならサイズや切り取りラインの目安も付けやすいので便利です。(1枚まるごど使う箇所に限って、目盛り無しのプレートも併用しました)

1mmのプラ板は切り出しが楽な反面、強度が足りないので裏側には井の字状の補強を多数入れました。使用したのは、タミヤの5mmのプラ角棒です。

この5mm角棒を2本重ねると、高さ10mmの柱ができるので、これをフレーム代わりに使い、地面を組み上げていきます。

製作風景はこんな感じです。プラ板を地形に合わせて繋ぎ合わせ、基礎の様に角棒の柱を均等に配置していきました。

建築模型製作会社に勤めていた時は、この手の作業は数名でやることが多く、定尺の樹脂板やパネルソー&丸鋸昇降版などの設備力を活かすことができましたが、今回は地表の形状出し、角棒の接着、切断、プラ板の継ぎ合わせまで全て一人でやっているので、なかなかの重作業になりました。今後も数回に分けてベース製作の様子を紹介して参りますので、続きもぜひご覧ください。


