広告 1/700航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」 1/700艦船 製作記事

1/700航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」41 甲板塗装

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1/700航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」41 甲板塗装

艦船模型製作代行のご依頼をいただき、ピットロードの1/700アメリカ海軍航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」を製作中です。

1/700航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」41 甲板塗装

工程順序の関係で、取り付けを後回しにしている箇所もありますが、これで主要部のパーツ取り付けが概ね完了しましたので、いよいよ塗装に移ります。

1/700航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」41 甲板塗装

船体と甲板の塗り分けは同時進行させました。これは、ガイアノーツの「サーフェイサーエヴォ ブラック」を下地に吹いた様子で、この段階で船体側面の荒れや切削跡なども均しておきました。

1/700航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」41 甲板塗装

続いて、飛行甲板を取り外し、甲板表面やキャットウォークの塗り分けを進めていきます。最初の工程でしっかりと脱脂を済ませておいた成果もあって、作業は比較的スムーズでした。

1/700航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」41 甲板塗装

まずデッキ色を全体に吹き、続いて外舷色の順で仕上げます。デッキ色には、タミヤカラー ラッカー塗料のLP-13「佐世保海軍工廠グレイ」を使用しました。

1/700航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」41 甲板塗装

続いてキャットウォーク部床面のマスキングですが、これについては、ひたすら細切れにしたマスキングテープを敷き詰める以外に方法がないので、根気よく進めました。

1/700航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」41 甲板塗装

キャットウォーク上の構造物を避けつつ、慎重にマスキングしていきます。ライフラクトの接着部は非常にもろく、ピンセットで軽く触っただけでも外れてしまうので、息を止めつつ貼り込みました。

1/700航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」41 甲板塗装

右舷側のキャットウォークは高低差が大きいため、階段部分などは避けつつマスキングしました。張り出し部分の床面もほとんどマスキングしていますが、破損防止のため、部分的にタッチアップ前提で処理した箇所もあります。

1/700航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」41 甲板塗装

飛行甲板外周の処理を終え、最後に飛行甲板表面を覆います。事前に脱脂をしているとはいえ、トランぺッターのプラは塗膜が少々剥がれやすいので、マスキングテープの表面には艶消しクリアーを砂吹きし、粘着力を落としてから使用しました。

1/700航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」41 甲板塗装

続いて、外舷色としてMr.カラーの31「軍艦色1」を裏側から全体に吹き、続いて表側を処理――、という順序で塗り重ねました。甲板表面と同様に、キャットウォーク床面も、マスキングテープを剥がす際には塗膜の剥がれが心配でしたが(あまりテープを押し付けすぎないように留意した甲斐あって)ノーダメージで美しく仕上がりました。

1/700航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」41 甲板塗装

これで、飛行甲板主要部の塗り分けは完了です。現用米軍艦艇の塗色については様々な解釈がありますが、私の作では(特に指定がない限りは)「クレオス軍艦色1」「タミヤ佐世保工廠グレイ」で統一しています。

代表 渡辺真郎
代表 渡辺真郎

キャットウォーク取り付け時から「デッキ色のマスキングが上手くいくかどうか?」については大きな懸念があったので、思いのほか綺麗な塗り分けが決まり、ホッとしました。
明日はwebショップの艦船模型完成品の入荷情報をお知らせします。

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展示会出展情報

「モデラーズフェスティバル 2024」

  • 日時:11月2日(11:30~17:00)、3日(10:00~16:00)
  • 開催場所:大阪南港ATC ITM棟 10F Salon@「チームKen-1 & 鳶色の会」
  • 公式サイトURL: https://modefesosaka.wixsite.com/modefes

常設展示情報

  • 自衛隊奈良地方協力本部(奈良第2地方合同庁舎)玄関ロビーに1/35「陸上自衛隊 74式戦車」展示中
  • ミリタリースケール専門店「ホビーランド」に、1/700戦艦「霧島」展示中
  • 「ジョーシン和歌山店 キッズランド」に、1/700航空戦艦「伊勢」、航空母艦「ワスプ」展示中

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渡辺 真郎まさお

艦船模型製作代行 モデルファクトリーハイギヤード 代表

2001年3月から艦船模型の製作販売をおこなう。模型製作会社への就職を経て独立。2010年にモデルファクトリーハイギヤードを開業。
模型製作代行のほか、模型誌の作例記事・連載企画、考証記事を執筆。
モデルアート社出版『月刊MODEL Art』『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』など。

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