カーモデルの製作代行品として製作していた、フィニッシャーズ 1/24「ティレル022 ヤマハ」トランスキットの製作記をご紹介しております。
今回は、フィニッシャーズ1/24「ティレル022 ヤマハ」製作記の最終回となります。これは、フロントウイングに続いてリアウイングの塗装を終えた状態で、サスアーム基部の着色やリアサスのカバーなども、このタイミングで接着を済ませました。
レジンボディも、インダクションポッドやサイドポンツーン、コクピット内やフューエルリッドなどを塗り分けを済ませ、フロントサス&ウイングと共に仮組みしてバランスをチェックします。(ちなみにフューエルリッドはシルバーではなく、グレーが正解です)
メーターパネルやシートは、ハセガワの1/24「ティレル 021」からの流用となりましたが、これらはそのままではレジンボディに収まってくれないため、シートは後部を削り込んで前後バランスを調整し、メーターパネルは下部のフレームを切ってパネル本体を直接(タブの内側に)接着しました。(シートベルトはフィニッシャーズのディテールアップパーツです)
タイヤレターは、お客さまからご用意いただいたテンプレートを使い、塗装表現としました。
1/24のF-1マシンに適合するサイズのグッドイヤーロゴは計3枚ありましたので、ローテーションしながら4輪分、計8カ所を順番に塗り分けました。テンプレートはかなり強めに押し付けないと吹込みが出るので、テープでガッチリ固定しています。
これは、隠ぺい力に優れるホワイトサフでテストした時の様子。EAGLEのロゴは、残念ながら1/24相当のサイズが用意されていなかったので、1/20用を流用しました。
ロゴの本塗装は、Mr.カラーGXの「キアライエロー」で処理しました。フォンドメタルのホイールは、主要部を黒サフで下塗りしたのち、ガイアノーツの「EXセミグロスクリアー」でコーティングしています。
あとは仮組みしていた各パーツを接着し、ブレーキキャリパー&ディスクなどの小物も順番に仕上げました。
タイヤ&ホイールも取り付けを完了し、無線アンテナは0.3mm径の真鍮線で自作しました。
サイドミラーは、ハセガワ1/24「ティレル 021」からの流用ですが、021ではステーの位置が外側に寄っていたので基部を切除し、、左右を入れ替えて使用しました。鏡の部分は、お客さまからお持ち込みいただいたミラーフィニッシュを貼った仕上げです。
説明書の工程写真では、コクピット用のパーツの中にシフトレバーが写されていたのですが、「ティレル 022」は開幕戦から(自社製セミATの採用にて)パドルシフト化されていたので省略しました。
その他にも、なるべく気付いた範囲で細かな修正を重ねつつ、序盤戦の022のイメージに近づけています。次回は完成写真紹介となりますので、ぜひご覧ください。