艦船模型製作代行のご依頼をいただき、1/700装甲艦(ポケット戦艦)「アドミラル・グラーフシュペー」を製作中です。

今回の製作ご依頼では、船台を模した展示台の自作をご用命いただきましたので、今回はその様子をご紹介します。これは、作品を収めるアクリルケースの台座で、ベースサイズは約320×90mmとしました。

船台のイメージは、ウェーブの1/350秋月型駆逐艦に付属しているものをベースとします。(写真は、ウェーブ社からキット付属のインスト用にご依頼いただいた、私の過去作です)

まずは台座のベース部ですが、タミヤの1mmプラ板を切り出し、5mm角棒で嵩上げをして箱型に組みます。

続いて、船体平面部の断面形状を写し取り2mm間隔で横線を引きました。この横線が、船台の枕木のガイドとなります。

枕木はプラ角棒から切り出しました。同じサイズのプラ棒材を切り出すには、建築模型用工具の「チョッパー2型」が便利です。

船体の横幅に合わせた2mm角棒を2mm間隔で並べ、枕木の表現が完了した様子。

下地色としてガイアノーツの「サーフェイサーエヴォ フレッシュ」を全体に吹いたところ、角棒の断面に気泡が見つかりましたので、ポリパテで埋め――、

Mr.カラーの44「タン」を重ねた上で、タミヤカラースミ入れ塗料の「ブラウン」で軽くウォッシングして木質感を演出しました。

最後に、コンクリートの質感を模した石目塗装で船台風台座は無事に完成です。私は以前、建築模型の製作会社に勤務していたこともあり、建築物の質感表現は得意とするとことです。

船体をネジ止めして、バランスをチェック。次回は船体の製作をご紹介します。

記事では、さも簡単に出来たように書いていますが、実際のところは丸2日間の作業期間を要しました。
今回の船台製作においては、アクリルベースに対しての台座の面積や船体とのサイズ感の割合など、考えることが多かったのですが、なかなか良いバランスに仕上がったのではないかと思います。