広告 1/700戦艦「大和」 1/700艦船 製作記事

1/700戦艦「大和」【就役時】その13 船体のディテールアップ

2024年3月7日

  1. HOME >
  2. 製作記事 >
  3. 1/700艦船 >
  4. 1/700戦艦「大和」 >

1/700戦艦「大和」【就役時】その13 船体のディテールアップ

2024年3月7日

艦船模型製作代行のご依頼を頂き、ピットロードの1/700戦艦「大和」【就役時】を製作中です。

1/700戦艦「大和」【就役時】船体のディテールアップ

構造物や装備品の製作が概ね干渉しましたので、今回は船体のディテールアップと塗装をご紹介します。これは、艦尾の航空作業甲板左右の張り出し下部のハンギングクレーン&支柱のパーツで、ピットロードの純正エッチングでは片側25枚、左右で計50枚のエッチングを組み立てます。

1/700戦艦「大和」【就役時】船体のディテールアップ

クレーンをコの字型に曲げ、支柱のパーツを差し込んでいる様子。パーツの嵌合はかなりタイトで最初は苦労しますが、支柱の枚数が増えていくにつれてクレーン側の形状も整い、徐々に組みやすくなります。

1/700戦艦「大和」【就役時】船体のディテールアップ

支柱を全て組み終われば、最後に通路とラッタルを取り付けて完成です。

1/700戦艦「大和」【就役時】船体のディテールアップ

航空作業甲板裏側への接着を終えた様子。位置決めは、甲板を船体に仮付けしつつ慎重におこないました。

1/700戦艦「大和」【就役時】船体のディテールアップ

続いて、艦首側もディテールを進めます。これは、錨鎖を精密チェーンに交換するためにモールドを削り取っている様子で、ボラードも真鍮挽物パーツに備えて切削しました。

1/700戦艦「大和」【就役時】船体のディテールアップ

ボラードには、アドラーズネストの真鍮挽物パーツを使用します。大和用のボラードは計3種類製品化されているので、それらすべてを使用しました。

1/700戦艦「大和」【就役時】船体のディテールアップ

アドラーズネストの大和用ボラードのクローズアップ。写真右から「大和用B」「大和用A」「大和用小(重巡共用)」になります。B型は、大和型戦艦の特徴でもある穴あきタイプとなっています。

1/700戦艦「大和」【就役時】船体のディテールアップ

塗装&ディテールアップ後の艦首付近。錨鎖には、モノクロームの超精密チェーンを使用し、滑り止め鋼板部は亜鉛メッキを模した塗装を施しました。

1/700戦艦「大和」【就役時】船体のディテールアップ

続いて、艦尾付近の様子。【赤丸部分が真鍮挽物製ボラード】【緑丸部分が純正エッチング】【黄丸部分がナノ・ドレッド】の使用箇所です。写真には写っていませんが、主錨にもナノ・ドレッドパーツを使用しました。

1/700戦艦「大和」【就役時】船体のディテールアップ

航空作業甲板下面のハンギングクレーンと支柱のディテールもシャープに決まりました。次は木甲板と構造物の取り付け――、艦載機の製作をご紹介します。

代表 渡辺真郎
代表 渡辺真郎

船体のディテールアップで最も手のかかる箇所が、艦尾両舷のハンギングクレーン&支柱です。ピットロードの純正パーツはとてもよく出来ていますが、ここは同セットの中では組み立て難度が格段に高い箇所ですので、エッチングの扱いにまだ不慣れな方は、思い切って省略されるのもひとつの方法かもしれません。

この記事をご覧いただきました皆様には、応援として下記バナーを一回、タップしていただけましたら幸いです。
いつもご投票いただき、ありがとうございます。

メディア掲載情報

  • 「渡辺真郎の艦船モデル・マスターDVD&MAGAZINE」モデルアート社より発売中
  • モデルアート社出版「艦船模型スペシャルNo91」に、1/700航空巡洋艦「最上」作例掲載中
  • モデルアート社出版「艦船模型スペシャルNo92」に、1/350作例記事掲載予定 24年5月発売
  • モデルアート社出版「艦船模型スペシャルNo93」に、1/700作例記事掲載予定 24年8月発売
  • オリコンニュースに渡辺真郎のインタビュー記事掲載中 「 プラモデル神作まとめ
  • 過去作品 約400点と製作記満載の旧ブログ「 HIGH-GEARedの模型と趣味の日常 」もぜひご覧ください


CHERRY&ANCHOR おすすめ情報

モデルファクトリーハイギヤード公式webショップ「CHERRY&ANCHOR https://www.cherry-anchor.com/ 」にて、1/700洋上艦船模型用 アクリル作業台&展示台【戦艦、航空母艦用】発売中です!

1/700洋上艦船模型用 アクリル作業台&展示台【戦艦、航空母艦用】

洋上艦船模型の底板に200mm間隔の穴を開けて当商品にビス固定することで、作業時の持ち手とすることができ、完成後は展示台としても使用可能。

また、スモーク色の半透明アクリル板で製作していることから裏側からの視認性も確保しており、塗料の汚れなどもシンナー拭きでかんたんに落とせます。

当台座の使用方法は、モデルアート社から発売の「渡辺真郎の艦船モデル・マスターDVD&MAGAZINE」でも紹介しております。


展示会出展情報

「奈良模型愛好会 展示会(秋展)」

  • 日時:未定
  • 開催場所:サンタウンプラザ すずらん館(予定)
  • 備考:詳細が決まりしだい、告知します

常設展示情報

  • 自衛隊奈良地方協力本部(奈良第2地方合同庁舎)玄関ロビーに1/35「陸上自衛隊 74式戦車」展示中
  • ミリタリースケール専門店「ホビーランド」に、1/700戦艦「霧島」展示中
  • 「ジョーシン和歌山店 キッズランド」に、1/700航空戦艦「伊勢」、航空母艦「ワスプ」展示中

累計取引数800作以上、書籍掲載100作以上、受賞歴多数。圧倒的な実績と信頼性。

お問い合わせはこちら

「プラモデルを代わりに作ってほしい」という方はモデルファクトリーハイギヤードにぜひご相談ください。
1000作以上の模型を作ってきた、プラモデル製作・考証のプロが丁寧に対応いたします。

渡辺 真郎まさお

艦船模型製作代行 モデルファクトリーハイギヤード 代表

2001年3月から艦船模型の製作販売をおこなう。模型製作会社への就職を経て独立。2010年にモデルファクトリーハイギヤードを開業。
模型製作代行のほか、模型誌の作例記事・連載企画、考証記事を執筆。
モデルアート社出版『月刊MODEL Art』『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』など。

-1/700戦艦「大和」, 1/700艦船, 製作記事