広告 1/24「ポルシェ911 GT1」 カーモデル 製作記事

1/24「ポルシェ911 GT1」その4 ガラスとシャシー基本部

2024年6月13日

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1/24「ポルシェ911 GT1」その4 ガラスとシャシー基本部

2024年6月13日

ただいま、業務の方は「艦船模型スペシャルNo93」の作例製作と月刊モデルアートのページレイアウト確認が重なり、少々慌ただしくしております。そこで今後当面は、ストック記事のタミヤ1/24「ポルシェ911 GT1」製作記をご紹介しております。

1/24「ポルシェ911 GT1」ガラスとシャシー基本部

ボディ塗装とデカールの次は、ガラスの処理です。といっても、手を加えた箇所はハチマキステッカーの塗装処理のみで、少々入り組んだ形状であることから、工程順序をしっかり考える必要がありました。(画像は完成状態)

1/24「ポルシェ911 GT1」ガラスとシャシー基本部

「ポルシェ911GT1」は、ルーフの中央部がフロントガラスに食い込むような造形になっているため、ガラスと同時にルーフの突出部も同時に処理しました。

1/24「ポルシェ911 GT1」ガラスとシャシー基本部

ガラスはボディに仮止めした状態でおこなうことで、白塗装の明度も揃いました。白塗装はガイアノーツの「サーフェイサーエヴォ ホワイト」によるもので、下地に「サーフェイサーエヴォ グレー」を挟むことで発色を少し落ち着かせました。

1/24「ポルシェ911 GT1」ガラスとシャシー基本部

続いてはシャシーの製作です。キットパーツは、リアのアンダートレイに押し出しピン跡がたくさん残っていたので、根気よくポリパテで処理しました。

1/24「ポルシェ911 GT1」ガラスとシャシー基本部

フロント部は別パーツとなっており、ダブルウィッシュボーン式のフロントサスが再現されています。

1/24「ポルシェ911 GT1」ガラスとシャシー基本部

「ポルシェ911GT1」は(キャビンを含むフロントセクションに)993型ポルシェ911カブリオレのスチールモノコックを流用している関係で、ホイールハウス周りには市販車の面影が見て取れます。

1/24「ポルシェ911 GT1」ガラスとシャシー基本部

タミヤキットは、この「市販車モノコック+競技用リアセクション」という独特の構造美を上手く再現しており、シャシーを塗り分ける過程で「どこまでが市販車ベースで、どこからがレース専用設計なのか?」が、つぶさに分かる面白さがあります。

1/24「ポルシェ911 GT1」ガラスとシャシー基本部

下回りはアンダーパネルで覆われ、レーシングカーらしいフラットボトムに仕上げられています。フロントセクション両サイドのトンネルや、リアディフューザーの形状も、80年代以降のプロトタイプカーの構造を踏襲していることが分かります。

代表 渡辺真郎
代表 渡辺真郎

「911GT1」のフロントセクションに市販車用フレームを流用した理由は「既に衝突安全基準をクリア済み」であることから開発期間を短縮できるメリットがあったからといわれています。
一方、デメリットとしては(ストラット式サスペンション用の)狭いスペースにダブルウィッシュボーンを無理に組み込んだ結果、有効なアーム長が確保できず、フロントの接地性を確保できなかった点などが挙げられます。

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展示会出展情報

「モデラーズフェスティバル 2024」

  • 日時:11月2日(11:30~17:00)、3日(10:00~16:00)
  • 開催場所:大阪南港ATC ITM棟 10F Salon@「チームKen-1 & 鳶色の会」
  • 公式サイトURL: https://modefesosaka.wixsite.com/modefes

常設展示情報

  • 自衛隊奈良地方協力本部(奈良第2地方合同庁舎)玄関ロビーに1/35「陸上自衛隊 74式戦車」展示中
  • ミリタリースケール専門店「ホビーランド」に、1/700戦艦「霧島」展示中
  • 「ジョーシン和歌山店 キッズランド」に、1/700航空戦艦「伊勢」、航空母艦「ワスプ」展示中

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渡辺 真郎まさお

艦船模型製作代行 モデルファクトリーハイギヤード 代表

2001年3月から艦船模型の製作販売をおこなう。模型製作会社への就職を経て独立。2010年にモデルファクトリーハイギヤードを開業。
模型製作代行のほか、模型誌の作例記事・連載企画、考証記事を執筆。
モデルアート社出版『月刊MODEL Art』『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』など。

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