2024年6月現在、業務の方は「艦船模型スペシャルNo93」の作例製作に集中しているため、ストック記事として、プライベート製作のタミヤ1/24「ポルシェ911 GT1」製作記をご紹介します。
今回は内部パーツを最後まで組み込み、カウリングの仕上げも進めて参ります。この時点でインテリアはシフト＆リンケージとペダル類の配置までを済ませているので――、
ドアの内張りとダッシュボードを取り付けました。白メインの内装色とあって、消火器やドアノブなどのワンポイントの赤塗装が際立ちます。
シートはヘッドガードの開口部が埋まっていたので、ドリルとヤスリで開口しました。シートベルトは、タミヤの1/20用を流用しています。
これで内部の仕上げは完了したので、カウリングへの小物パーツの取り付けも進めました。
これらはカウリング内側に取り付ける別パーツで、ボンネットのアウトレットフィンとルーフの導風ダクトの仕切りなどです。
ルーフ内側のクローズアップ。完成後はほとんど見えない箇所ですが、実車のメカニズムをキチンと再現しているあたり、タミヤならではの拘りを感じます。
いっぽう、ボンネットのアウトレットフィンもシャープに仕上がりました。これらのパーツは塗装後の塗膜の厚みも考えたクリアランスに設計されており、クリアー処理後のボディにもスムーズにフィットしてくれました。
あとはライトレンズ類の仕上げです。今回は実験的にヘッドライトのリフレクターのみにメッキを残し、その他の部分は（メッキを落として）ステンレスシルバーの塗装仕上げとしてみたのですが、金属感の違いは思ったほどには出ませんでした。
レンズとガラス類は、木工用ボンドの水溶液を流して固定し、ドアノブなどの小物類も取り付けを完了しました。これで、フロントのカウリングは（ドアミラー）を残してほぼ完成です。
ヘッドライトレンズが入ると、車の表情も俄然、生き生きして来ます。長きに渡った製作記ですが、残す作業はリアカウルの仕上げのみです。ぜひ、最後までお楽しみください。
