本日は2024年の大晦日ということで、今年一年に製作した模型作品、全21点を振り返ります。
2024年掲載の模型誌作例
今年の模型誌掲載作例は「艦船模型スペシャル」の各号に1作ずつの計4作です。回頭中の艦船や港湾ジオラマがらみの作例など、これまでとは少し異なる表現に挑戦する機会もあり、充実の1年を過ごさせていただきました。
1/700航空巡洋艦「最上」(タミヤ)
「艦船模型スペシャル No91」掲載作例
1/350駆逐艦「巻雲」(ピットロード)
「艦船模型スペシャル No92」掲載作例
1/700海上自衛隊護衛艦「DD-120 しらぬい」
「艦船模型スペシャル No93」掲載作例
1/700給兵艦「樫野」(ピットロード)
「艦船模型スペシャル No94」掲載作例
艦船模型製作代行のご依頼品【1/700作品】
艦船模型の製作代行は今年は1/700の方がメインとなり、海外艦をメインに難易度の高いキットやパーツ、そして複雑な迷彩塗装などが連続する展開となりました。
1/700戦艦「大和 就役時」(ピットロード)
1/700戦艦「扶桑 1944年」(フジミ)
1/700アメリカ海軍原子力航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」(ピットロード)
1/700アメリカ海軍航空母艦「ミッドウェイ」(オレンジホビー)
1/700アメリカ海軍強襲揚陸艦「LHD-1 ワスプ」(ホビーボス)
1/700アメリカ海軍イージス駆逐艦「DDG-51 アーレイ・バーク」(ホビーボス)
1/700ドイツ海軍装甲艦【ポケット戦艦】「アドミラル・グラーフシュペー」(トランぺッター)
1/700ソビエト連邦海軍「スターリングラード級重巡洋艦」近代化改修仕様【アドミラル・ラザレフ】(コンブリック)
艦船模型製作代行のご依頼品【1/350作品】
1/350では大型艦はありませんでしたが、まったく同じ表現で同じ潜水艦を2隻こなしました。1隻目が完成したさい(他のお客さまがその作風をたいへん気に入られて)同じ作風で2作目をご依頼いただくという経緯となり、私の20数年の製作キャリアの中でも、非常に珍しい展開となりました。
1/350海上自衛隊潜水艦「SS-513 たいげい」(ピットロード)その1
1/350海上自衛隊潜水艦「SS-513 たいげい」(ピットロード)その2
プライベートの1/700船舶模型
昨年から今年にかけては「海道塾」「ダイリンモデル」という非常に高品質なキットをリリースするディーラーとの出会いがあり、久しぶりにプライベートの商船模型の製作を再開しました。2025年も、是非この流れを続けていきたいと思います。
1/700フェリー「さんふらわあ きりしま」(海道塾)
1/700東京湾汽船「葵丸」(ダイリンモデル)
プライベートのAFV作品
AFVモデルは「74式戦車」との置き換えが進む「16式機動戦闘車」を1/35で完成させました。製作にあたっては駐屯地やイベントなどで実車取材を繰り返し、ほぼフルディテールの仕上げとしています。
1/35「陸上自衛隊 16式機動戦闘車C5 【第3偵察戦闘大隊】」(タミヤ)
プライベートのカーモデル作品
カーモデル製作はタミヤ「ポルシェ911GT」の製作をきっかけに911特有のフォルムにハマり、フジミの964が続きました。意図した訳ではないのですが、3台とも「ボディカラーが赤で丸目ライト」という点で共通しています。
1/24「ポルシェ911GT1 BMSスクーデリアイタリア LEMANS1997」(タミヤ+ルネッサンス)
1/24「ポルシェ911(964)カレラ2 カブリオレ」(フジミ)
1/24「フェラーリ250LM」(アカデミー)
カーモデル製作代行のご依頼品【1/24作品】
プライベート以外に、今年はカーモデルでも製作ご依頼品が一点ありました。昨年に引き続き、フォーミュラカーのトランスキットです。
1/24「ティレル022 ヤマハ」(フィニッシャーズ)
以上、今年は上記21点の作品群が完成となりました。今年の製作品は、とにかく製作難度の高いものが連続し、中でもディテールアップパーツが難解だった「セオドア・ルーズベルト」、大判レジンパーツ同士が全く合わない「ミッドウェイ」、更には迷彩に苦労した「アドミラル・グラーフシュペー」と「スターリングラード」は特に印象に残りました。
その一方、久しぶりの港湾ジオラマとなった、艦スぺ作例の「樫野」や「さんふらわあ」「葵丸」などは私自身が望んでいたモチーフでもあったので、無事に完成させられたことに非常に満足しています。
2025年も多くの製作ご依頼をいただいておりますので、ぜひともお客さまにご満足いただける作品をお届けできるように努めて参りたいと思います。今年一年、当ブログをご覧いただき、まことにありがとうございました。
次回更新は1月3日。新年のご挨拶を予定しております。