艦船模型製作代行のご依頼をいただき、トランペッターモデルの1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』を製作中です。
まずは、最初に兵装類の製作の様子をご紹介します。
今回ご紹介するのは、51口径5インチ(12.7cm)砲です。
1/200戦艦『アリゾナ』の対空兵装用ランナーの全景
1/200戦艦『アリゾナ』の対空兵装用ランナーの全景です。
計4枚が付属しています。
25口径の高角砲用のパーツも同じランナーに収められています。
エッチングはKAモデルのものを使用
ディテールアップ用のエッチングは、KAモデルのパーツを使用します。
KAモデルのほか、エデュアルド、ホワイトエンサインの各パーツに付属はしていましたが、同社のものがもっとも充実した内容でした。
51口径5インチ(12.7cm)砲を10基製作
キット側のプラパーツのゲート処理を終えた様子です。
1/200ともなると、プラパーツのままでも砲尾には尾栓が表現されています。
さらに、ハンドル類のモールドがしっかりしています。
そのため、レジンパーツなどは必要としません。
まずは砲座側面×20カ所のモールドを全て削り取りました。
ハンドル類はエッチングに換えた方がシャープに仕上がるのです。
続いて砲尾のパーツを組み込めば、砲台の基本部分が完成となります。
砲座の側面には、KAモデルのパーツを取り付けることで、後部の突出部分も実物に近いイメージに仕上がりました。
写真上側は、先程の砲座側面に砲耳の断面部のパーツと、エッチングのハンドル類を取り付けた様子です。
写真下側は、台座の裏側に付けるエッチングで、環座と旋回用のギア、そして砲手の足場などを表現することが出来ます。
砲身もKAモデルのパーツで、真鍮挽物製の51口径5インチ砲身を使用しました。
真鍮挽物砲身のディテールアップ効果はもちろん、砲座側面のモールドをエッチングに切り替えたことで、各部の機能感が引き立ったの51口径5インチ単装砲。
この砲は、戦艦『アリゾナ』の副砲として後ほど船体に取り付けます。
この砲を、今回は10基製作しました。
キットのプラパーツはそれなりの精度です。
しかしパーティングがけっこう目立ちます。
そのため、(砲の上側をメインに)カンナがけやサンディングなどの処理をきっちりと行いました。