艦船模型製作代行のご依頼をいただき、トランペッターモデルの1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』を製作中です。
今回ご紹介するのは、ブローニング12.7mm対空機銃です。
ブローニング12.7mm対空機銃は内火艇用のランナーにある
ブローニング12.7mm対空機銃のパーツは、内火艇用のランナーに含まれています。
上の画像の赤丸のところが該当箇所です。
キットパーツは完全な一体成型で、比較的特徴を良くとらえています。
しかし、パーティングラインとバリが少々多めに出ていました。
銃座の部分をメインに、入念に下処理を行いました。
ディテールアップパーツはKAモデルのものを使用
使用するディテールアップパーツは、今回もKAモデルのものです。
が、(画像にも写っているように)部分的に成形不良がありました。
数に余裕があったことで、難を逃れることが出来ました。
1基あたりに使用するエッチングは4枚です。
8基製作するのに必要なパーツ数は32枚。
真鍮銃身とキットパーツも含めて、計48パーツとなります。
これは、KAモデルのパーツセットに付属している、ブローニング機銃の銃身です。
同社のスーパーディテールアップセットに付属の砲身は、主砲身のみがアルミ挽物パーツで、その他の砲身は全て真鍮製でした。
ブローニング12.7mm対空機銃を8基製作
これらのディテールアップパーツを使用するため、まずは一体成型されている機銃から銃身を取り除き、銃座だけを残しました。
取り除いた銃身は、KAモデルのパーツに置き換えます。
写真左から、組み立ての時系列を示したものです。
①が展開図状になった基部のパーツを切り出した様子、②~③が真鍮挽物パーツの銃身を取り付けている様子、④が弾倉と照準器、ストックなどの付属品――、⑤が、それらのパーツを一体化させた状態です。
まとめると……
① | 展開図状になった基部のパーツを切り出した様子 |
②、③ | 真鍮挽物パーツの銃身を取り付けている様子 |
④ | 弾倉と照準器、ストックなどの付属品 |
⑤ | 以上のパーツを一体化させた状態 |
これで、(プラパーツの一体成型だった最初と比較して)銃身周りも格段にシャープに仕上がりました。
これらの機銃は艦橋周りの目立つ箇所に取り付けるため、精度アップの効果は抜群です。
今回は、このブローニング機銃を合計8基製作しました。
対空用に特化した機銃ですので、仰角は上げた状態でセットしています。
これで、1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』に使用する小口径砲は、ほぼ全て揃いました。